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【8月31日の中国本土市場】
2016.08.31 17:02
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.35％高の3085.49ポイント、A株指数が0.35％高の3230.05ポイントと、小幅に続伸。B株指数は小反発し、0.19％高の354.81ポイント。深セン市場はいずれも4日続伸し、A株指数が0.22％高の2126.61ポイント、B株指数が0.08％高の1163.87ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約4％増加し、概算で4412億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5億3100万元の買い越しだった。
上海総合指数は寄り付きから軟調だったが、前場の中盤で本日の安値を付けると、徐々に下げ幅を縮小。上げに転じて前場を終了した。後場は小幅高で推移。中盤で上げ幅を縮小する場面もあったが、本日の高値付近で引けた。上海市場は全体の5割の銘柄が上昇した。深セン市場は下落銘柄の方が多かったが、大型株に支えられ、深センA株指数は小幅高となった。 8月の製造業PMIの発表を明日に控え、様子見ムードが強かった。
上海A株市場では主力の銀行株が総じて堅調。うち16年6月中間決算を発表した銘柄では、5.83％増益の北京銀行（601169.SS）が1.24％高、22.26％増益の南京銀行（601009.SS）が1.11％高、2.52％増益の中国銀行'A'（601988.SS）が0.57％高、0.80％増益の中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.44％高だった。保険株、証券株も軒並み上昇。不動産株も概ね堅調だった。一方、三大航空株が軟調。12.45％減益の16年6月中間決算を発表した中国国際航空'A'（601111.SS）は0.40％安だった。
上海B株指数は全体の5割の銘柄が上昇した。深センB株市場は下落銘柄の方が多かったが、無錫小天鵝（200418.SZ）が上昇率1位の2.11％高、安徽古井貢酒（200596.SZ）が同2位の2.00％高、江鈴自動車（200550.SZ）が同4位の1.60％高となり、深センB株指数の上昇に寄与した。昨日まで2日連続の上昇率1位だった富奥汽車（200030.SZ）は反落し、本日は0.75％安だった。（中国部・千原）
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