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【8月30日の中国本土市場】
2016.08.30 17:14
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.15％高の3074.67ポイント、A株指数が0.15％高の3218.71ポイントと、小幅に反発。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.009％安の354.12ポイント。深セン市場はいずれも小幅に3日続伸し、A株指数が0.05％高の2121.87ポイント、B株指数が0.001％高の1162.88ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約2％減少し、概算で4224億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は11億5400万元の買い越しだった。
上海総合指数は本日も方向感を欠く展開。小幅高で寄り付いたものの、前場の中盤で下げに転じ、その後は前日終値を挟んで一進一退となった。後場に入ると、序盤で本日の高値を付けたが、徐々に上げ幅を縮小。終盤で下げに転じたものの、小幅高で大引けとなった。上海市場は下落銘柄の方が多かったが、時価総額の大きな銀行株や石油株に支えられ、上海総合指数は小反発となった。深セン市場も下落銘柄の方が多かったが、大型株に支えられた。深セン・香港ストック・コネクトが11月中旬にも始まる見通しを中国証券監督管理委員会（CSRC）の関係者が明らかにし、海外からの投資対象に時価総額の大きな銘柄が買われた。
上海A株市場では58.81％増益の16年6月中間決算を発表した華懋科技（603306.SS）が6.35％高。航空エンジン開発の開発に向けた中国航空発動機集団有限公司の発足が本日も材料視され、傘下の成発航空科技（600391.SS）が5.07％高、中航動力（600893.SS）が4.22％高だった。新華文軒'A'（601811.SS）はA株上場から上げ幅を積み重ねていたが、本日は利食い売りに押され、8.31％安だった。上海実業発展（600748.SS）は16年6月中間決算が144.60％増益だったうえ、株式分割（無償交付）の計画も明らかにしたが、利益確定売りに押され、4.40％安だった。
上海B株市場も下落銘柄の方がわずかに多かった。昨日の上昇率1位だった上海開開実業（900943.SS）が反落し、本日は下落率1位の1.14％安だった。深センB株市場も下落銘柄の方が多かったが、大型株の一角に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。富奥汽車（200030.SZ）が1.68％高となり、2日連続で上昇率1位だった。（中国部・千原）
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