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【8月29日の中国本土市場】
2016.08.29 17:25
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.009％安の3070.02ポイント、A株指数が0.009％安の3213.82ポイントと、わずかに反落。B株指数は小幅に続伸し、0.17％高の354.15ポイント。深セン市場はいずれも小幅に続伸し、A株指数が0.20％高の2120.60ポイント、B株指数が0.11％高の1162.87ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約9％減少し、概算で4319億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は1億5000万元の買い越しだった。
上海総合指数は方向感を欠く展開。小幅安で寄り付き、下げ幅を広げたが、前場の中盤で上げに転じた。後場に入ると再び下げたが、その後は前日終値を挟んで一進一退となり、わずかに先週の終値を下回った。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇したものの、時価総額の大きな銀行株が総じて軟調となり、上海総合指数の重荷となった。深セン市場は全体の5割の銘柄が上昇した。手控えムードが強く、売買代金は低水準にとどまった。
上海A株市場では航空・国防関連の銘柄が堅調。中国独自の航空エンジン開発に向け、国有企業の中国航空発動機集団有限公司が発足。その傘下にある成発航空科技（600391.SS）が2.76％高、中航動力（600893.SS）が2.78％高だった。また、偉明環保（603568.SS）がストップ高など、環境関連や水利関連の銘柄の上昇が目立った。16年6月中間決算を発表した銘柄では、11.59％増益の茅台酒（600519.SS）が2.01％高だった。
上海B株市場と深センB株市場はいずれも上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗したが、大型株の一角に支えられ、各B株指数は小幅高となった。上海B株市場では6.43％増益の16年6月中間決算を発表した上海開開実業（900943.SS）が上昇率1位の3.00％高。また、大型株の一角が堅調で、オルドスリソーシズ（900936.SS）が1.62％高、内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が0.89％高、上海陸家嘴金融貿易区開発（900932.SS）が0.80％高だった。
深センB株市場では27.89％増益の16年6月中間決算を発表した富奥汽車（200030.SZ）が上昇率1位の2.51％高。16年6月中間決算を発表した酒造株は明暗が分かれ、13.29％増益の安徽古井貢酒（200596.SZ）が1.03％高だった一方、6.84％減益の張裕葡萄酒（200869.SZ）が0.61％安だった。（中国部・千原）
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