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【8月26日の中国本土市場】
2016.08.26 17:34
主要指数は小幅に反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.06%高の3070.30ポイント、A株指数が0.06%高の3214.14ポイントと3日ぶりに上昇し、B株指数は0.23%高の353.53ポイントと、6営業日ぶりに反発した。深セン市場は反発し、A株指数が0.20%高の2116.35ポイント、B株指数が0.18%高の1161.50ポイント。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約7%縮小し、概算で4752億元にとどまった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は4億5700万元の買い越し。
週末の本土市場は上値が重い展開となった。上海総合指数は前場で上げ幅を広げ、3100ポイントを視野に入れるかたちで前引け。だが、同ポイントを目前に失速すると、後場は上げ幅を縮め、最終的にもみ合いながら小幅高で引けた。前日に6000億元規模の保険マネー流出の観測が流れたが、保険当局がこれを否定したことで、朝方の地合いが改善。証券当局幹部の発言などにより「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)のスタート前倒しへの期待感も広がった。一部企業の好決算や、中央銀行による資金供給、G20杭州サミットを前にした政策対応も織り込まれ、地合いを下支え。
一方で不動産引き締め強化の動きが上値を重くしたほか、本日夜(日本時間)に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長による講演を控えていることから、リスク回避の売りもみられた。
両市場全体で約1600の銘柄が上昇。環境保護関連の銘柄が堅調で、瀚藍環境(600323.SS)が3.83%高、天津創業環保'A'(600874.SS)が3.75%高、菲達環保(600526.SS)が1.92%高だった。PPP(官民連携)プロジェクトの全国的な展開があらためて伝えられ、関連銘柄が堅調。PPPを積極活用している葛洲ハ(600068.SS)が3.53%高。IT・メディア株が買われ、吉視メディア【売付のみ】(601929.SS)が5.88%高、北京信威科技(600485.SS)が5.79%高、依頓電子(603328.SS)が3.98%高だった。一方で上海新南洋(600661.SS)が1.91%安、光明房地産(600708.SS)が1.17%安、緑地HD(600606.SS)が0.30%安など、不動産株がさえない。
B株市場もA株に連れ高し、値上がり銘柄の方が多かった。もっとも、全般的に小動きとなり、上海B株の上昇率1位は上海海欣集団(900917.SS)だったが、上昇率は1.58%にとどまった。深センB株では自動車販売が主力の深セン特力集団(200025.SZ)が2.05%高で上昇率2位。中間決算の大幅増益を受けて堅調に推移した。(中国部・畦田)
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