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【8月25日の香港市場】

2016.08.25 18:21

 主要指数は小動きに終始。ハンセン指数はかろうじて反発し、前日比.0.02%高の2万2826.87ポイントだった。一方でH株指数は5日続落し、0.07%安の9500.21ポイント。レッドチップ指数は4日続落となり、0.44%安の3882.03ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約1割増加し、概算で680億3900万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は13億4300万元の買い越しだった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長によるジャクソンホールでの講演が迫り、年内利上げへの警戒感が徐々に拡大した。これにより前日の米国株市場は低迷し、在庫増加を示す統計発表もあって原油相場も急反落。外部環境の悪化を受け、本日の香港市場の地合いは概ね軟調だった。日中の人民元安が重しになったほか、一部の主力企業の弱い決算内容、不動産引き締めへの警戒感なども調整売りの材料になった。もっとも、全般的に投資家は落ち着いており、好業績に基づく買いもみられた。ハンセン、H株の両指数は前日終値を挟んでもみ合い、最終的にハンセン指数はかろうじてプラス引け。

 上海市が不動産引き締めの強化に乗り出すと伝わり、本土系不動産株が相場全体の下げを主導した。中国海外発展(00688.HK)が2.50%安、華潤置地(01109.HK)が2.36%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1~2位。広州富力地産(02777.HK)は5.18%安と売りが膨らんだ。また、石油株が下落し、指数の足を引っ張った。中国海洋石油(00883.HK)は中間決算で赤字に転落したことを受け、0.93%安で大引け。同業大手の中国石油天然気(00857.HK)は大幅減益に沈み、0.94%安とさえない。また、機械セクターの中国航空科技工業(02357.HK)は中間決算が小幅増益にとどまったことが嫌気され、4.75%安に沈んだ。

 一方で乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)が発表した中間決算はコア利益が市場予想を上回り、急騰して大引け。11.98%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となり、指数の上昇に貢献した。同じ食品セクターの康師傅(00322.HK)が同2位の3.24%高、中国旺旺(00151.HK)が1.18%高としっかり。また、自動車大手の北京汽車(01958.HK)は中間期の好業績を好材料に8.88%高と買い進まれた。(中国部・畦田)

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