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北京信威科技、衛星運営会社のスペースコム買収を計画
2016.08.25 11:02
北京信威科技（600485.SS）は25日、イスラエルの通信衛星運営会社であるスペース・コミュニケーション社（スペースコム、イスラエル・テルアビブ証券取引所上場）を完全買収する計画を発表した。スペースコムの全株式を総額2億8500万米ドルで買収し、同社株を非公開化する計画。買収を通じて衛星運営事業に参入することで収益源の拡大を目指すほか、中国政府が進める「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」（一帯一路）構想に基づき、本格的に海外の通信市場で事業展開していくという。
スペースコムは「Amos」シリーズの通信衛星を運営する企業。現時点で衛星3機を展開し、2016年7－9月期にも新たに1機を打ち上げるという。衛星がカバーするエリアは欧州、中東、ロシア、アジアなど「一帯一路」構想の地域に含まれている。2016年6月末時点の純資産は1億5256万3000米ドル、2015年12月本決算の売上高は9865万9000米ドル、純利益は167万5000米ドルだった。
なお、買収にはスペースコムの株主総会での同意や、イスラエル、米国当局の承認などが必要となっており、必ずしも実施されるとは限らないとしている。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/08/25)
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