中国株ニュース 詳細
【8月19日の香港市場】
2016.08.19 18:10
主要指数はハンセン指数が前日比0.37%安の2万2937.22ポイント、H株指数は0.50%安の9606.17ポイントと、小幅に反落した。一方のレッドチップ指数はわずかだが続伸し、0.34%高の3965.47ポイント。メインボードの売買代金は前日比で2割弱縮小し、概算で758億2800万HKドルに後退した。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は14億5300万元に縮小した。
来月の石油輸出国機構(OPEC)会合が材料視され、前日のニューヨークWTI原油先物も上昇。さらに本日の人民元の基準値も元高が続いたことが好感されると、週末の香港の主要指数は小高く寄り付いた。だが、高値警戒感からまもなくマイナス圏に沈むと、ハンセン、H株の両指数はその後も軟調に推移。下げ幅は限られたが、ハンセン指数は2万3000ポイントを戻せずに大引け。H株指数は場中で9600ポイントを割り込む場面もみられた。
今年に入り、中国の石炭価格は減産措置と業界再編の効果から2割以上も反発。一方でこれにより当局が政策の微調整を進めるとの観測が強まり、石炭株が売られた。最大手の神華能源(01088.HK)が4.31%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだほか、ヤン州煤業(01171.HK)が4.77%安、中煤能源(01898.HK)が4.30%安。また、足元の原油高による燃油コストの増加が織り込まれ、航空セクターが続落。中国南方航空(01055.HK)が3.73%安、中国国際航空(00753.HK)が2.60%安だった。
電力株もさえず、中国電力国際発展(02380.HK)が4.77%安。本日発表の中間決算が引き続き減益にとどまったことが嫌気された。これを受け、同業の華電福新能源(00816.HK)が3.11%安、龍源電力(00916.HK)が2.29%安。このほか、マカオのカジノ株が売られた。ウィンマカオ(01128.HK)は中間期の業績低迷があらためて嫌気され、5.69%安と軟調だった。
他方、通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が3.53%高と続伸し、昨日に続いてハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。ライバルの中国電信(00728.HK)も2.45%高で引けた。原油高を追い風に、石油・ガス生産会社の崑崙能源(00135.HK)が2.19%高。中間決算で最終増益を確保したことが買い材料になった。また、民営自動車メーカーの吉利汽車(00175I)が4.68%高と好調。今年1-7月の販売台数が2割近く拡大していることに加え、本日発表の中間決算も大幅増益となったことで、投資家の注目を集めたもようだ。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門