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【8月19日の中国本土市場】

2016.08.19 17:09

 主要指数はA株が小幅高、B株が小幅安。上海市場は上海総合指数が前日比0.12%高の3108.10ポイント、A株指数が0.12%高の3253.77ポイントと、4日ぶりに小反発。B株指数は小反落し、0.03%安の356.00ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に反発し、0.12%高の2139.00ポイント。B株指数は続落し、0.36%安の1166.94ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約16%減少し、概算で5366億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億1400万元の買い越しだった。

 上海総合指数は小安く寄り付き、前場の序盤で3100ポイントを割り、その後も下げ幅を広げた。後場に入ると徐々に下げ幅を縮小。後場の中盤で3100ポイントを回復すると、一気に上げに転じ、小幅高で引けた。上海市場は下落した銘柄の方が多かったものの、大型株に支えられた。深セン市場も下落銘柄の方が多かったが、深センA株指数は小幅高。手控えムードが強く、両市場合計の売買代金は5営業日ぶりに6000億元を下回った。

 上海A株市場では鉄道インフラ株が後場で急伸し、中国中鉄'A'(601390.SS)がストップ高だったほか、中鉄二局(600528.SS)が7.34%高、中国鉄建'A'(601186.SS)が5.00%高、中国交通建設'A'(601800.SS)が4.38%高、中国中車'A'(601766.SS)が3.51%高だった。時価総額の大きな銀行株はまちまちだったが、四大国有銀行は総じて堅調。中国銀行'A'(601988.SS)が0.29%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.22%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.19%高だった。また、石油株、保険株、証券株などもまちまちだった。16年6月中間決算を発表した銘柄では、6.84%増益だった招商銀行'A'(600036.SS)が2.13%高だった。

 上海B株市場は全体の5割の銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は全体の6割だった。(中国部・千原)

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