内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【8月18日の香港市場】

2016.08.18 18:20

 主要指数は3日ぶりに反発した。ハンセン指数は前日比0.97%高の2万3023.16ポイント、H株指数は0.13%高の9654.69ポイント、レッドチップ指数は1.16%高の3951.88ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約1割増加。今年6月24日以来の900億HKドル超えとなり、概算で930億2800万HKドルに達した。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額も23億300万元に拡大している。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録発表を受けて9月利上げの観測が後退すると、前日の米国株市場は緩やかに上昇。また在庫減少を手がかりにニューヨークWTI原油先物の上昇も続いた。米国市場の株高・原油高を手がかりに、本日の香港市場では買い戻す動きが先行。主要企業の決算も材料視されると、主要指数は堅調に推移し、ハンセン指数は前引け前に本日の高値を付けた。後場に入ると、高値警戒感が広がり、ハンセン指数は上げ幅を縮小。それでも約9カ月半ぶりに終値を2万3000ポイント台に乗せた。また、上海A株が軟調だったこともあり、H株指数はプラスで引けたが、上げ幅はわずかだった。「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)の概要発表を受けた利益確定売りが本日も続いた。

 通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が7.73%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。本日発表した6月中間決算は大幅減益となったものの、市場はすでに織り込み済み。逆に4G契約数が好調に推移したことが押し目買いの材料となった。ネット大手のテンセント(00700.HK)は中間期の好業績を追い風に、同2位の5.18%高。パソコン世界大手の聯想集団(00992.HK)が発表した四半期決算は市場予想を上回り、2.24%高となった。また、保険大手の平安保険(02318.HK)は二桁増益の中間決算を材料に、2.51%高。大都市を中心とする好調な住宅市況や、デベロッパーの旺盛な土地取得を手がかりに、不動産株も上昇した。中国金茂(00817.HK)が5.80%高、北京首創置業(02868.HK)が4.39%高、広州富力地産(02777.HK)が4.10%高、中国金茂。

 一方で業績悪化や原油高を嫌気し、香港航空大手の国泰航空(00293.HK)が続落。4.86%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位に沈んだ。石炭株が利益確定売りに押され、中煤能源(01898.HK)が3.37%安、神華能源(01088.HK)が3.23%安。個別では医療機器大手の山東威高集団医用高分子製品(01066.HK)が5.71%安。中間決算が二桁減益に沈み、失望売りが膨らんだ。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。