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【8月16日の中国本土市場】
2016.08.16 17:06
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.48％安の3110.03ポイント、A株指数が0.48％安の3255.83ポイントと、3日ぶりに反落。B株指数は3日続伸し、0.34％高の355.27ポイント。深セン市場はいずれも3日続伸し、A株指数が0.67％高の2130.69ポイント、B株指数が0.10％高の1170.45ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約6％減少し、概算で7096億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は50億1900万元に膨らんだ。
上海総合指数は小高く寄り付き、序盤で本日の高値を付けたが、昨日まで大幅続伸していた反動もあり、その後は利益確定売りに押された。前場の中盤付近で下げに転じ、一本調子で下げ幅を広げ、前引け間際に本日の安値を付けた。後場は安値付近での小動きに終始。終値での3100ポイント割れは回避した。
上海市場は全体の6割近くの銘柄が上昇したものの、時価総額の大きな銀行株、保険株、証券株が幅広く売られた影響で、上海総合指数は下落した。深セン市場は全体の6割の銘柄が上昇した。売買代金は前日に比べやや減少したものの、7000億元を超える水準を維持。「深港通」（深セン・香港ストック・コネクト）をめぐるニュースが海外にも伝わり、「滬股通」の買越額は前日に比べ大幅に増加した。
上海A株市場では主力の銀行株や保険株が軒並み大きく下げ、上海A株指数の重荷となった。一方、石炭株、鉄鋼株、不動産株、産金株などが堅調だった。16年6月中間決算を発表した銘柄では、22.16％増益だった隆キンモーター（603766.SS）がストップ高。万科企業（02202.HK）の株式を買い集めている中国恒大（03333.HK）の関連銘柄であることが材料視された。雲南馳宏（600497.SS）は株式分割（無償交付）を提案したものの、74.28％減益だったことが嫌気され、3.68％安だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇した。16年6月中間決算が157.98％増益だった内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が、上昇率1位の1.93％高。このほかでは上海市政府系銘柄の上昇が目立った。深センB株市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。深セン市政府系銘柄の上昇が目立ち、深セン深宝実業（200019.SZ）がストップ高。また、16年6月中間決算が126.90％増益だった中国南玻集団（200012.SZ）は1.19％高だった。（中国部・千原）
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