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ベストトンHD、チャイナテレコムからの資産注入の計画を発表
2016.08.09 13:48
ベストトンHD（600640.SS）は8月1日、親会社の中国電信集団公司（チャイナテレコム）によるネット娯楽メディア事業の注入計画を明らかにした。ベストトンHDは中核のチャイナテレコム以外にも、杭州順網科技（300113.SZ）、同方投資有限公司、鳳凰出版メディア（601928.SS）などから、ネット娯楽メディアの事業会社4社を完全買収する予定。買収総額は38億9570万1000元に上り、その多くを新株で支払う。今後はチャイナテレコムが展開してきた国内有数のネット娯楽メディア事業を担うことで、事業多角化や収益力の強化が図れるとしている。
買収対象の4社はモバイル・テレビ動画サイトの「天翼視訊」、動画・ゲームサイトの「愛游劇」、書籍サイトの「天翼閲読」、漫画サイトの「愛動漫」を運営。2016年3月末時点の純資産簿価は16億1686万7800元、2015年の売上高は25億495万1000元に上る。チャイナテレコムは対象4社の純利益が2016年に2億1406万300元、2017年に2億6138万7800元、2018年も3億777万7200元を下回らないことを保証している。
対価株の割当価格は14.45元（調整あり）、割当株数は計2億5786万9909株（資産注入後の発行済み株数の32.51％）とる見込み。チャイナテレコムの持ち株比率（傘下の中国電信（00728.HK）も含む）は55.21％に上昇する見通し。発行する新株には最大36カ月のロックアップ（売却禁止）期間が設定されるという。
なお、ベストトンHDの株式は2016年4月18日から売買停止となっている。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/08/01)
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