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上海鼎立科技、再編計画の進ちょく

2016.08.09 09:16

 上海鼎立科技(900907.SS)は9日、第三者からの企業買収と増資を柱とする再編計画の進ちょく状況を発表した。RFマイクロ波の関連製品を製造販売する成都宝通天宇電子科技有限公司(宝通天宇)の出資持分100%を買収することで、すでに売り手側と枠組み契約を締結。買収額は6億元を予定し、うち9割は1株あたり7.04元(調整あり)で対価株を割り当てるかたちで支払う。

 さらに上海鼎立科技は複数の投資家を対象にA株増資を実施し、調達資金のうち約3億5000万元を対価の現金部分や宝通天宇の設備投資などに投じる計画。再編を通じて発行する新株には最大12カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。

 現在は資産評価や関連当局の承認手続きなどの段階にあり、上海鼎立科技は2016年9月末までに正式契約の調印と同社株の売買再開を目指すとしている。

 また、筆頭株主の鼎立控股集団股フン有限公司は保有する上海鼎立科技の一部株式(現在の発行済み株数の7.59%)を売却することで、株主の張朋起氏と契約。1株あたりの売却価格は9元を予定している。実施された場合、張氏の持ち株比率(共同行為者の分を含む)は15.18に達し、新たな筆頭株主となる見込み。

 なお、同社A・B株は2016年4月25日14時(日本時間)から取引を停止している。

(同件につきましては、2016年6月2日付「資産買収と増資を含む再編を計画」をご参照ください)
 
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/08/09)

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