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【8月8日の中国本土市場】
2016.08.08 17:30
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.92%高の3004.27ポイント、A株指数が0.92%高の3145.00ポイントと反発したほか、B株指数はかろうじて5日続伸し、0.52%高の346.13ポイントだった。深セン市場はいずれも反発し、A株指数が1.06%高の2052.51ポイント、B株指数が0.58%高の1156.23ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べて3%増加し、概算で4143億元だった。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は9億8300万元。
週明けの本土市場は7割半の銘柄が上昇。原油安や人民元安を受けて上海総合指数は小安く寄り付いたものの、前場の半ばで上げに転じると、後場でジリ高となり、9営業日ぶりに3000ポイントの大台を回復して引けた。7月の貿易統計は弱い内容となったものの、輸出下振れの圧力は10-12月期にも緩和するとの見通しを当局が示し、悪影響は限られた。さらに強い米雇用統計に加え、サプライサイド改革の進展、中国企業の中間決算への期待感なども加わり、買いが先行した。
構造調整の進展と景況感の回復を織り込み、石炭株が急伸。ヤン州煤業'A'(600188.SS)や陝西黑猫焦化(601015.SS)、大同煤業(601001.SS)がストップ高となったほか、大手の中煤能源'A'(601898.SS)が4.57%高、神華能源'A'(601088.SS)が2.88%高。サプライサイド改革の進展を好感し、石炭以外の過剰生産型の業種も堅調。セメント大手の華新セメント'A'(600801.SS)が6.92%高、寧夏建材(600449.SS)が4.23%高、馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が3.84%高だった。また、中国初のモバイル通信衛星の打ち上げ成功を受け、軍需・航空宇宙関連の銘柄が動意付いた。航天動力ハイテク(600343.SS)がストップ高、北方ナビ(600435.SS)が7.69%高、航天時代電子(600879.SS)が7.39%高、中国衛星(600118.SS)が4.13%高。
一方で金相場の先安感を受け、山東ゴールド(600547.SS)が8.40%安、中金ゴールド(600489.SS)が6.44%安、紫金砿業'A'(601899.SS)が2.24%安など、金鉱株が売られた。また、航空株がさえず、春秋航空(601021.SS)が0.86%安、中国南方航空'A'(600029.SS)が0.62%安。
なお、B株市場はA株に連れ高し、値上がり銘柄が多数を占めた。上海B株ではマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の完了を受け本日取引を再開した黄石東貝電器(900956.SS)が2.99%高で、上昇率1位。大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)は業績回復のトレンドが好感され、1.32%高で指数の上昇に寄与した。深センB株では酒造株の安徽古井貢酒(200596.SZ)が堅調で、上昇率2位の2.20%高。一方でLCD用ガラスメーカーの東旭光電科技(200413.SZ)は利益確定に押され、1.34%安で下落率1位に沈んだ。(中国部・畦田)
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