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【8月4日の香港市場】

2016.08.04 17:55

 主要指数はいずれも小反発。ハンセン指数は前日比0.42%高の2万1832.23ポイント、H株指数は0.29%高の9004.62ポイント、レッドチップ指数は0.31%高の3710.17ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約24%減少し、概算で535億6500万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は5億4000万元の買い越しだった。

 ニューヨーク市場は原油相場が上昇に転じたことを追い風に、ダウ平均が8日ぶりに小反発。外部環境の好転を受け、香港の主要指数は高く寄り付いた。上海総合指数が朝方に下げ幅を広げたことを嫌気し、香港市場でも本土系銘柄が軟調となり、主要指数は上げ幅を縮小。上海市場の地合いが持ち直すと、香港の主要指数も安定的に推移した。H株指数は終値で9000ポイントを回復した。特段の材料もないうえ、週末に米雇用統計の発表を控えていることもあり、商いは閑散。売買代金は7日ぶりに600億HKドルを下回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、原油相場の上昇を好感し、中国海洋石油(00883.HK)が上昇率1位の3.05%高。また、昨日は唯一の上昇銘柄だったHSBC(00005.HK)が続伸し、上昇率2位の2.71%高。自社株買い計画が引き続き材料視された。昨日は特に下げが目立った香港系不動産株が買い戻され、新鴻基地産(00016.HK)が1.50%高、新世界発展(00017.HK)が1.36%高、長江地産(01113.HK)が0.92%高。マカオのカジノ株も堅調で、サンズチャイナ(01928.HK)が1.02%高だった。

 一方、HSBCの傘下にある恒生銀行(00011.HK)が1.11%安となり、下落率3位。昨日発表した16年6月中間決算が大方の予想を下回る内容だったことから、目標株価の引き下げが相次ぎ、これが嫌気された。また、本土系の通信株がそろって下げ、指数の重荷となった。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が0.85%安、中国移動(00941.HK)が0.52%安だった。

 そのほかの銘柄では、ブラセル(01768.HK)が27.10%高。同社の非公開化(上場廃止)を目指す筆頭株主が、株式の買取価格を大幅に引き上げたことが原因。吉利汽車(00175.HK)は1.48%高。7月の販売台数が前年同月比で64%増加し、アナリストからの高評価が相次いだ。(中国部・千原)

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