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【8月3日の香港市場】

2016.08.03 18:14

 台風一過の香港市場は、主要指数がそろって大幅反落。ハンセン指数は前営業日比1.76%安の2万1739.12ポイント、H株指数は1.65%安の8978.33ポイント、レッドチップ指数は1.84%安の3698.64ポイント。メインボードの売買代金は一昨日に比べ約10%増加し、概算で700億1000万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は買い越しに転じ、買越額は7億1200万元だった。

 ニューヨーク市場は欧州の株安や原油安を嫌気し、ダウ平均が7日続落。香港市場は海外のリスクオフの流れを引き継ぎ、大幅安で寄り付いた。ダウ平均先物が軟調だったことが逆風となり、ハンセン指数は2万2000ポイント割れで寄り付き、その後は横ばいで推移。H株指数は9000ポイントを挟んで一進一退となり、大台割れで引けた。昨日が台風4号「ニーダ」の影響で休場となったこともあり、売買代金は約半月ぶりに700億HKドルを上回った。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。なかでも香港系不動産株の下げが目立ち、九龍倉集団(00004.HK)が下落率1位の5.84%安だったほか、新鴻基地産(00016.HK)が4.06%安、恒隆地産(00101.HK)が3.99%安、長江地産(01113.HK)が3.57%安、新世界発展(00017.HK)が3.50%安。世界的に長期金利が上昇したことを嫌気したもようだ。また、米国の株安を嫌気し、同国を主力マーケットとする利豊(00494.HK)が下落率2位の4.69%安。中国海洋石油(00883.HK)は原油安を嫌気して下落率3位の4.42%安だった。

 一方、16年6月中間決算を発表したHSBC(00005.HK)が1.57%高となり、ハンセン指数構成銘柄で唯一値上がりした。前場は軟調だったが、決算発表と同時に自社株買いの計画を明らかにしたことで、後場で上げに転じた。今年上期にブラジル事業を売却し、予定よりも早く自己資本比率を上昇させたことを受け、今年下期に25億米ドルを超えない範囲で自社株買いを実施するという。

 そのほかの銘柄では、万華媒体(00426.HK)が17.14%高。国有企業の傘下に入ることを好感した。IMAXチャイナ(01970.HK)は3.97%高。来年から中国でIMAXシアター150カ所を追加展開することが材料視された。また、空売り集団のネガティブレポートを受けて先ごろ急落した徳普科技発展(03823.HK)が急反発し、93.87%高となった。中国軟件国際(00354.HK)は主力事業のA株裏口上場計画を発表し、2.81%高だった。(中国部・千原)

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