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【8月3日の中国本土市場】
2016.08.03 17:16
主要指数はそろって続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.24％高の2978.46ポイント、A株指数が0.24％高の3117.98ポイント、B株指数が0.57％高の342.99ポイント。深セン市場はA株指数が0.42％高の2023.74ポイント、B株指数が0.28％高の1148.44ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約18％増加し、概算で3819億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は1億7000万元の買い越しだった。
上海総合指数は低く寄り付いたものの、前場の中盤で上げに転じた。その後は強含みながらも、前日終値を挟んで一進一退となり、小幅高で引けた。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇した。深セン市場の上昇銘柄は全体の4割半だったが、下落銘柄に比べ多かった。
海外ではダウ平均が7日続落。原油相場が下落した一方、金相場が上昇。世界的にリスク許容度が低下するなか、中国発の材料に乏しく、本土市場は本日も方向感を欠く展開。売買代金は前日に比べ増加したものの、2日連続で4000億元を下回っている。
材料難のなか、上海A株市場では地方政府による国有企業改革を手がかりに関連銘柄が買われた。昨日に続いて上海市政府系銘柄の上昇が目立ち、上海第一医薬【売付のみ】（600833.SS）、上海華誼'A'（600623.SS）、長江投資（600119.SS）がストップ高。16年6月中間決算を発表した銘柄では、11.76％増益の重慶路橋（600106.SS）が1.31％高、30.54％減益の華能国際電力'A'（600011.SS）が1.78％安だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の8割あまりに達した。上海政府系銘柄の上昇が目立ち、上海華誼（900909.SS）が上昇率1位の4.12％高だった。深センB株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇した。深セン市政府系銘柄の上昇が目立ち、深セン紡織（200045.SZ）が上昇率1位の9.36％高。深セン赤湾石油基地（200053.SZ）は株式交換計画が国務院国有資産監督管理委員会（国資委）に承認されたことを好感し、5.43％高だった。（中国部・千原）
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