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【8月2日の中国本土市場】

2016.08.02 17:11

 主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.60%高の2971.27ポイント、A株指数が0.60%高の3110.50ポイントと、3日ぶりに反発。B株指数は5日ぶりに反発し、0.39%高の341.04ポイント。深セン市場はA株指数が5日ぶりに反発し、0.73%高の2015.23ポイント。B株指数も反発し、0.70%高の1145.23ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約23%減少し、概算で3225億元。本日の「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は、台風4号「ニーダ」の香港接近で台風警報「シグナル8」が発令され、香港市場の休場が決まったことにともない、終日停止となった。

 香港市場が休場となり、「滬股通」が停止したことも影響し、上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退。後場の中盤から急速に上げ幅を広げ、高値引けした。上海市場の上昇銘柄は全体の8割に上った。深セン市場は全体の7割半の銘柄が上昇した。ただ、商いは薄く、両市場合計の売買代金は今年5月30日以来の4000億元割れだった。

 特段の材料もないなか、上海A株市場では上海市政府系銘柄の上昇が目立った。長江投資(600119.SS)、上海強生(600662.SS)、開創国際【売付のみ】(600097.SS)、上海交運(600676.SS)がストップ高だったほか、上海新世界(600628.SS)が9.44%高、上海蘭生(600826.SS)が8.73%高、上海申達(600626.SS)が8.34%高、大衆交通集団'A'(600611.SS)が8.16%高だった。上海市の国有企業改革の推進が材料視されたもようだ。昨日は総じて堅調だった銀行株だが、本日は軟調な銘柄が目立った。一方、保険株や証券株が軒並み上昇した。

 上海B株市場の上昇銘柄は全体の7割近くに上った。やはり上海市政府系の銘柄が目立ち、上工申貝(900924.SS)が上昇率1位の5.00%高、上海開開実業(900943.SS)が同2位の2.39%高。一方で上海市政府系ではない銘柄が売られ、天津天海投資(900938.SS)が7.07%安、海航創新(上海)(900955.SS)が0.67%安、湖南天雁機械(900946.SS)が0.38%安となり、下落率1~3位に並んだ。深センB株市場は全体の6割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)

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