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徳金資源、「上場廃止手続き」の第2段階に
2016.08.02 11:11
徳金資源（01163.HK）は8月1日、「上場廃止手続き」の第2段階に入ったことを明らかにした。第2段階の期限は2016年11月24日。香港証券取引所は2016年11月10日までに同社株の売買再開に向けたプランを提出するよう要求している。
同社によると、徳金資源で執行董事を務めていた繆泰来氏とその兄の繆恩来氏（以下、「繆兄弟」）が、香港や中国本土の各地で詐欺行為を展開。数億HKドルに上る徳金資源の転換社債（CB）を偽造し、巨額の資金を騙し取っていた。
同社はすでに香港警察と中国本土の公安機関に被害を訴えており、刑事事件として調査が進んでいるという。
同社はCB保有者との話し合いを推進。CBの契約条項の修正を求め、債権者集会を開くことも検討している。債権者集会が物別れとなった場合、同社は裁判所を通じた解決を模索すると説明している。
同社株は2014年5月16日から売買停止となっている。
（同件につきましては、2014年9月30日付「問題子会社の調査結果を発表」、2014年9月24日付「偽造CB事件の最新状況」、2014年9月1日付「14年6月中間決算の発表が遅延」、2014年8月21日付「偽造CB事件に前重役兄弟が関与」、2014年7月29日付「子会社の問題で特別調査委員会を設置」、2014年7月14日付「売買再開の条件を香港証取が明示」、2014年6月12日付「前執行董事の兄と紛争」、2014年4月3日付「清算申請が出される」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/08/01)
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