内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【8月1日の香港市場】

2016.08.01 18:21

 主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前営業日比1.08%高の2万2129.14ポイント、H株指数は1.90%高の9129.20ポイントと、いずれも3日ぶりに反発。レッドチップ指数も4日ぶりに反発し、1.45%高の3768.08ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約7%減少し、概算で634億2700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は1億2500万元だった。

 先週末のニューヨーク市場は、米国の4-6月期の経済成長率が市場予想を大幅に下回ったことを嫌気し、ダウ平均が小幅ながら5日続落。だが、週明けのダウ平均先物が堅調に推移したことに加え、外国人投資家からの信頼度が高い財新中国製造業PMIが、6月は市場予想を大幅に上回る50.6となり、17カ月ぶりに50を超えたことも追い風となり、香港主要指数はいずれも堅調に推移した。ハンセン指数は終値で2万2000ポイントを回復。H株指数も9000ポイントに乗せた。ただ、週末に米雇用統計の発表を控えていることもあり、積極的な買いは続かなかった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、先週末に権利落ちしたばかりの百麗国際(01880.HK)が反発し、上昇率1位の3.50%高。また、先週末まで2日連続の下落率1位だった中国旺旺(00151.HK)が買い戻され、本日は上昇率3位の3.15%高だった。本土系銀行株がそろって堅調で、中国建設銀行(00939.HK)が上昇率4位の2.88%高だったほか、交通銀行(03328.HK)が2.29%高、中国銀行(03988.HK)が2.19%高。

 先週末の上昇率1位だった神華能源(01088.HK)は、石炭価格の上昇と輸送量の伸びを指摘したアナリストが目標株価を引き上げたことで2.29%高だった。また、先週末の上昇率2位だった電能実業(00006.HK)も続伸し、本日は2.56%高だった。中国海外発展(00688.HK)はアナリストが短期間で株価が上昇する可能性を示し、これを好感して1.76%高。中電控股(00002.HK)は前場終了後に7.02%増益の16年6月中間決算を発表し、1.48%高だった。一方、利豊(00494.HK)が下落率1位の1.28%安。主力マーケットである米国の経済成長率が市場予想を下回ったことを嫌気した。

 そのほかの銘柄では、国美電器控股(00493.HK)が5.31%安。16年6月中間決算が大幅減益となる見通しを明らかにし、これが嫌気された。一方、16年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表した銘柄では、華電福新能源(00816.HK)が6.66%高、中海発展(01138.HK)が5.46%高、中国電力新能源(00735.HK)が4.10%高、内モンゴル伊泰石炭'H'(03948.HK)が2.25%高だった。16年6月中間決算を発表した銘柄では、27.71%増益の理文造紙(02314.HK)が7.52%高だった。

 世界華文媒体(00685.HK)は14.04%高。保有する万華媒体(00426.HK)の株式を売却する計画が材料視された。また、4カ月ぶりに売買を再開した米格国際(01247.HK)は16.90%安。大幅減益の15年12月本決算が嫌気された。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。