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【8月1日の中国本土市場】
2016.08.01 17:08
主要指数はそろって下落。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.87％安の2953.38ポイント、A株指数が0.87％安の3091.75ポイントと、いずれも続落。B株指数は4日続落し、1.00％安の339.70ポイント。深セン市場はA株指数が4日続落し、1.49％安の2000.54ポイント。B株指数は3日ぶりに反落し、0.83％安の1137.24ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約3％減少し、概算で4175億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は14億1500万元の買い越しだった。
上海総合指数は小安く寄り付いたが、ザラ場に入ると下げ幅を拡大。その後も前場にかけて、じりじりと下げ続けた。後場の序盤で本日の安値を付けた後は、大引けまで下げ幅を縮小する展開となった。上海市場の下落銘柄は全体の7割あまりだった。深セン市場も全体の7割の銘柄が下落した。
本日発表の7月の製造業PMIは、CFLPと財新の明暗が分かれた。CFLP製造業PMIは市場予想をわずかに下回る49.9で、景況判断の節目である50を5カ月ぶりに割り込んだ。一方、財新中国製造業PMIは市場予想を大きく上回る50.6となり、17カ月ぶりに50を抜いた。好悪入り混じったPMIが出たことから、株式市場は様子見ムードが強くなり、積極的な売買は手控えられた。
上海A株市場では幅広い銘柄が売られるなか、石炭価格の上昇を背景に関連銘柄が堅調。ヤン州煤業'A'（600188.SS）が4.52％高、中煤能源'A'（601898.SS）が2.35％高、盛屯砿業（600711.SS）が2.12％高、神華能源'A'（601088.SS）が1.97％高だった。そのほかでは電力株、非鉄金属株などが堅調。時価総額の大きな銀行株もしっかり。個別の材料があった銘柄では、16年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表した中海発展'A'（600026.SS）が2.29％高だった。
上海B株市場の下落銘柄は全体の9割に達した。こうしたなか16年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表した内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が、上昇率1位の1.64％高だった。深センB株市場は全体の8割の銘柄が下落した。先週末はストップ高だった深セン中国自転車（200017.SZ）が反落し、本日は下落率1位の4.12％安だった。（中国部・千原）
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