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【7月26日の中国本土市場】
2016.07.26 17:27
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比1.13％高の3050.16ポイント、A株指数が1.14％高の3192.99ポイントと続伸し、B株指数は0.57％高の352.84ポイントと小幅に反発した。深セン市場はA株指数が1.24％高の2139.41ポイントと続伸し、B株指数は0.55％高の1149.78ポイントと反発。両市場の売買代金は前日に比べてやや減少し、概算で4851億元だった。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5億5600万元の買い越しだった。
本土市場は約8割の銘柄が上昇。小安く寄り付いた上海総合指数は朝方に上昇すると、後場の半ばから上げ幅を広げ、3050ポイント台に乗せて高値引けした。人民元相場の上昇や中国人民銀行（中央銀行）による資金供給などを好感。このほか、中間決算発表のピークを来月に控え、好業績期待の買いが各セクターに入った。
国有石炭会社の業況回復を手がかりに、炭鉱株が上昇。中煤能源'A'（601898.SS）が2.92％高、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が2.10％高、神華能源'A'（601088.SS）が1.15％高など、主だった銘柄が堅調だった。また、金鉱株が反発。最近の金相場の調整による株安で割安感が出たことに加え、中間期の好業績見通しが追い風になった。山東ゴールド（600547.SS）が7.21％高、西部黄金（601069.SS）が5.07％高、中金ゴールド（600489.SS）が3.83％高。金鉱株の上昇でほかの非鉄金属株も動意付き、西部砿業（601168.SS）がストップ高、オルドスリソーシズ'A'（600295.SS）が7.92％高。
また、堅調な国内販売と業績期待から自動車株が値上がりし、上海汽車（600104.SS）が6.71％高、長城汽車'A'（601633.SS）が4.81％高、華域汽車（600741.SS）が3.51％高。直近の原油安による燃料コスト軽減を織り込み、中国国際航空'A'（601111.SS）が4.14％高、中国南方航空'A'（600029.SS）が3.67％高、中国東方航空'A'（600115.SS）が2.04％高と、三大航空株が上昇した。
一方で昨日買われた新素材グラフェンの関連銘柄が反落し、華麗家族（600503.SS）が3.24％安、正泰電器（601877.SS）が0.82％安。AR（拡張現実）・VR（仮想現実）関連の銘柄も調整し、環旭電子（601231.SS）は1.47％安だった。
B株市場はA株に連れ高し、8割が上昇。上海B株では本日から売買を再開した天津天海投資（900938.SS）がストップ高となった。巨額の海外企業の買収を通じた主力事業のIT機器販売へのシフトの計画が材料視された。非鉄株のオルドスリソーシズ（900936.SS）はA株に連れ高して上昇率2位の1.71％高。深センB株では昨日軟調だった長安汽車（200625.SZ）が上昇率1位の2.21％高と買い戻され、指数の上昇に寄与した。（中国部・畦田）
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