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【7月25日の中国本土市場】
2016.07.25 17:24
主要指数はA株が小幅に反発した一方、B株は僅差で続落した。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.09%高の3015.82ポイント、A株指数が0.10%高の3156.97ポイント、B株指数が0.09%安の350.81ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.01%高の2113.04ポイント、B株指数は0.11%安の1143.48ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約9%減少し、概算で4918億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は2億4100万元の売り越しに転じた。
週明けの本土市場はやや方向感に乏しい一日となった。上海総合指数は3000ポイントの大台を下値に小幅にもみ合い、最終的に終値をかろうじてプラス圏に乗せた。週末に四川省成都市で開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議で、政策手段を総動員して経済の持続的成長を目指すことで各国が合意。これが好感され、全体で買い安心感につながった。また、中間決算の業績回復を織り込んだ買いもみられ、両市場全体では約半分の銘柄が上昇。一方で日米の金融政策決定会合を控えた様子見ムードがみられたほか、重厚長大型企業の信用リスク、人民元・原油の先安感などが意識され、値下がり銘柄も目立った。
新素材グラフェンの関連銘柄が好調で、方大炭素(600516.SS)がストップ高、華麗家族(600503.SS)が9.89%高、正泰電器(601877.SS)が6.14%高、悦達投資(600805.SS)が4.74%高。『ポケモンGO』の日本でのヒットが伝わり、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)関連の銘柄も動意付いた。環旭電子(601231.SS)が9.89%高、保千里(600074.SS)が3.40%高。また、陝西省西安市が自由貿易区に指定されるとの観測から、西安市の地場系銘柄の一角が上昇した。
一方で国際金相場の下落を受け、西部黄金(601069.SS)が3.93%安、赤峰黄金(600988.SS)が3.53%安、中金ゴールド(600489.SS)が2.94%安、山東ゴールド(600547.SS)が2.83%安など、金鉱株が低迷。鉄鋼業界の債務不履行リスクが本日も意識され、撫順特殊鋼(600399.SS)が3.11%安、馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が0.75%安と、大手の一角がさえない。また、財政部トップが不動産税の導入に言及したことで、上海実業発展(600748.SS)が3.49%安、光明房地産(600708.SS)が1.67%安など、不動産株の一角がさえない。
B株市場は値下がり銘柄の方がやや多かった。上海B株では金相場の下落を受け、宝飾品大手の老鳳祥(900905.SS)が下落率1位の2.09%安。深センB株では自動車大手の長安汽車(200625.SZ)が1.51%安に沈み、指数の足を引っ張った。(中国部・畦田)
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