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国薬控股、国薬への資産注入計画の詳細

2016.07.21 11:21

 国薬控股(01099.HK)は21日、最終支配者の中国医薬集団総公司(国薬集団)によるグループ再編の一環でA株子会社の国薬(600511.SS)に資産注入を実施する計画について、詳細を明らかにした。国薬控股は北京市を中心に医薬品の流通などを手がける国薬控股北京有限公司など4社の出資持分51~96%
を国薬に売却する。総売却額は53億7268万4900元に上り、対価として国薬の新株を受け取る。売却後、国薬は複数の機関投資家などを対象に増資を実施し、最大で11億3000万元を調達する計画。調達資金はサプライチェーンの拡大や医薬品の低温物流網の構築、ITインフラの整備などに充てるとしている。

 今回の再編を通じてグループ全体の経営効率化や競合回避などが図れると説明。売却企業や国薬は引き続き連結対象となることから、再編が国薬控股の財務面に大きな影響を与えることはない見通し。一方で国薬は競争力の向上や収益力の改善が期待できるとしている。

 国薬の対価株の発行価格と増資の割当価格はいずれも25.10元を予定。一連の再編で最大2億5907万890株(再編後の発行済み株数の37.83%)の新株が発行され、最大36カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。国薬控股の持ち株比率は55.15%に上昇する見込み。

 売却対象の企業4社の純資産は2015年末時点で計23億8133万9600元。2015年12月本決算で計196億6147万5500元の売上高を計上している。

 なお、国薬の株式は2016年2月18日から取引を停止。上海証券取引所が同計画を審査することにともない、売買停止を継続するという。

(同件につきましては、2016年5月9日付「国薬への資産注入を計画」、2016年3月10日付「国薬一致薬業と上海現代製薬を含む再編計画を発表」をご参照ください)
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/07/21)

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