内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【7月19日の中国本土市場】

2016.07.19 17:12

 主要指数は上海市場が小幅安、深セン市場が小幅高。上海市場はいずれも小幅に続落し、上海総合指数が前日比0.22%安の3036.59ポイント、A株指数が0.22%安の3178.78ポイント、B株指数が0.01%安の351.33ポイントだった。深セン市場はA株指数が3日ぶりに小反発し、0.32%高の2128.45ポイント。B株指数は小幅に6日続伸し、0.18%高の1138.43ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約8%減少し、概算で5167億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は5億8900万元の買い越しだった。

 上海総合指数は小安く寄り付き、後場の序盤まで下げ幅を拡大。3000ポイント割れが意識されたところで買いが入り、終盤にかけて下げ幅を縮小した。上海市場は上昇銘柄の方が多かったが、主力の大型株が総じて軟調だったことで、上海総合指数は小幅安だった。深セン市場は全体の6割近くの銘柄が上昇した。

 通常の金融政策の効力が落ちる「流動性の罠」が発生していると、中国人民銀行(中央銀行)の幹部が指摘。こうした状況にあるため、中期流動性ファシリティー(MLF)など構造的な流動性の供給を継続することになると語った。これを受けて利下げを含む金融緩和への期待が後退。上海A株市場では銀行株が軒並み軟調だった。四大国有銀行では中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.96%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.92%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.64%安、中国銀行'A'(601988.SS)が0.59%安。石油株や保険株なども軟調で、上海総合指数の足を引っ張った。こうしたなか証券株が総じて堅調だった。個別の材料があった銘柄では、16年6月中間決算が大幅増益となる見通しを発表した隆基シリコン(601012.SS)が6.32%高。

 上海B株市場も上昇銘柄の方が多かったが、上海振華重工(900947.SS)が下落率1位の0.97%安、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が同2位の0.76%安など大型株が重荷となり、上海B株指数はわずかに下落した。個別の材料があった銘柄では、A株増資計画に進展のあった上海大名城(900940.SS)が上昇率3位の1.25%高だった。

 深センB株市場も上昇銘柄の方がわずかに多かった。約4カ月半ぶりに売買を再開した深セン赤湾石油基地(200053.SZ)がストップ高。株式交換による同社のB株の上場廃止計画が大きな好材料となった。同社のB株は深セン市新南山控股(集団)股フン有限公司(002314.SZ)のA株と交換される予定という。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。