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深セン赤湾石油基地、株式交換による吸収合併計画の詳細

2016.07.19 12:44

 深セン赤湾石油基地(200053.SZ)は19日、兄弟会社の深セン市新南山控股(集団)股フン有限公司(南山控股、002314.SZ)による株式交換を通じた吸収合併計画の詳細を明らかにした。南山控股はA株を新規発行し、深セン赤湾石油基地のB株と交換する予定。計画が発効した場合、南山控股は深セン赤湾石油基地を非公開化し、吸収合併することになる。深セン赤湾石油基地の株主は交換比率に基づき、新たに南山控股のA株を保有する。

 交換比率は深セン赤湾石油基地のB株1株に対し、南山控股のA株3.4663株。基準株価は南山控股のA株が5.64元。一方の深セン赤湾石油基地のB株は23.27HKドル(約19.55元)で、直近20営業日の平均終値を40%上回っている。深セン赤湾石油基地の株主には1株あたり18.28HKドル(約15.36元)の現金を選択できる権利が付与されている(※当社のお客様は現金買取権を行使できず、株券での受け取りとなる見通しです。取得した南山控股のA株は売付のみ可能となる見込みです)。

 株式交換の完了後、南山控股はA株増資を実施し、最大で16億5000万元を調達する計画。割当価格は5.83元で、調達資金は深セン赤湾石油基地から引き継ぐ物流センター経営の設備投資などに投じるという。再編を通じて南山控股が主力とする不動産事業と、深セン赤湾石油基地の物流事業との融合・シナジー効果の発揮をめざすと説明。さらにファイナンス機能を実質的に失ったB株市場から撤退してA株に切り替えることで、資金調達力の向上が図れるとしている。

 再編と増資が完了した場合、南山控股の株式は29億6941万2300株に増加し、深セン赤湾石油基地の旧株主の持ち株比率は12.98%となる見通し。再編がすでに完了したと仮定した場合、南山控股の2016年3月末時点の純資産は78億6660万3800元、2015年12月本決算の売上高は55億3338万2000元、純利益は3億1357万3000元になると試算される。

 なお、一連の計画の発効には両社の株主総会での承認や関連当局の認可などが必要となっており、必ずしも実施されるとは限らないと強調。予定スケジュールはあらためて開示するという。

 今回の情報開示のため、深セン赤湾石油基地の株式は2016年3月7日に売買停止となったが、2016年7月19日に取引を再開した。
 
【出所】深セン証取サイト上の公告(2016/07/19)

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