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中国国際コンテナ、16年6月中間決算は赤字転落見通し
2016.07.15 09:54
中国国際コンテナ(02039.HK)は15日、2016年6月中間決算が赤字に転落する見通し(未監査)を発表した。純損失は最大で4億5000万元、EPSはマイナス0.151元に達した見込み。国内外の景気減速や貿易環境の悪化、人民元相場の変動などの影響を受け、経営業績が大幅に縮小したと説明。さらに子会社の中集安瑞科(03899.HK)が計12億1000万元の引当金を計上したことが、赤字転落も主因としている。
中集安瑞科は2015年8月に南通太平洋海洋工程有限公司(南通太平洋)の買収で合意し、手付金1億7863万4000元の支払いを完了。さらに南通太平洋の資金繰りを支援するため、4億8205万1584元の融資提供と10億元の債務保証を実施していた。その後、2016年6月に買収計画が中止になったことから、中集安瑞科は手付金と融資の返済、債務保証の解除を要求しているという。
なお、今回の中集安瑞科による引当金計上を無視した場合、中国国際コンテナの2016年6月中間決算は前年同期比で70%前後の減益と試算される。
中国国際コンテナの2015年6月中間期の純利益は15億1819万5000元、EPSは0.5681元だった。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/07/15)
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