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【7月14日の香港市場】
2016.07.14 18:03
主要指数はそろって4日続伸。ハンセン指数は前日比1.11%高の2万1561.06ポイント、H株指数は1.13%高の9010.10ポイント、レッドチップ指数は0.50%高の3716.45ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約10%減少し、概算で623億4700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は5億4000万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場はダウ平均が4日続伸し、連日で過去最高値を更新した。外部環境は引き続き良好だったものの、中国の4-6月期の国内総生産(GDP)発表を明日に控え、香港の主要指数はいずれも小安く寄り付いた。中国の経済指標への警戒感が強く、商いは昨日に比べ低迷し、ハンセン指数とH株指数は朝方から前日終値付近で横ばい。レッドチップ指数は小幅安で推移した。後場の中盤に入ると状況が一変。ダウ平均先物が大きく上昇し、外国為替市場では香港ドルが一時的に急伸。これが追い風となり、香港の主要指数は終盤で上げ幅を広げた。H株は先月8日以来、約5週ぶりに終値で9000ポイントを回復した。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。昨日の上昇率1位だった九龍倉集団(00004.HK)が続伸し、本日は同3位の2.16%高。通信事業の売却計画が引き続き材料視された。香港ドルの上昇を好感し、香港系不動産株の上昇も目立った。信和置業(00083.HK)が新界の住宅用地を落札したことを追い風に上昇率1位の2.47%高だったほか、恒隆地産(00101.HK)が同4位の2.00%高。英国の経済刺激策への期待が膨らみ、ロンドンを本拠とするHSBC(00005.HK)が1.33%高だった。
一方、崑崙能源(00135.HK)が下落率1位の5.48%安。元金総額33億5000万元の転換社債(CB)を発行すると発表し、株式の希薄化が懸念された。昨日の下落率1位だった利豊(00494.HK)が続落し、本日は同2位の1.87%安。そのほかでは内需株の下落が目立ち、蒙牛乳業(02319.HK)が1.60%安、恒安国際(01044.HK)が1.10%安、康師傅(00322.HK)が0.69%安、百麗国際(01880.HK)が0.43%安だった。
そのほかの銘柄では、華南城(01668.HK)が3.16%高。4-6月期の不動産販売額が前四半期比で27.1%増加したことを好感した。世茂房地産(00813.HK)は6月の不動産販売額が前年同月比で22.72%増加したことを手がかりに、1.18%高だった。(中国部・千原)
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