中国株ニュース 詳細
【7月13日の中国本土市場】
2016.07.13 18:16
主要指数はいずれも小幅に続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.37%高の3060.68ポイント、A株指数が0.37%高の3204.02ポイントと3日続伸したほか、B株指数は0.33%高の353.56ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.82%高の2136.08ポイント、B株指数は0.58%高の1130.63ポイント。両市場の売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で7291億元だった。一方、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は5億5700万元に減少した。
本土市場は約6割の銘柄が上昇。上海総合指数は概ね小幅高でもみ合い、そのまま引けた。米雇用統計や日本の追加金融緩和などへの期待感から前日の米国市場でダウ平均が上昇。外部環境が一段と改善し、本土市場の地合いを支えた。中国の利下げや上場企業の中間決算などへの期待感も支援材料になった。なお、南シナ海をめぐって前日夕方に常設仲裁裁判所が示した中国の歴史的領有権を認めないという仲裁判断も、大きな悪材料にはならなかった。
国有企業間の人事異動をきっかけに通信・通信設備セクターが4G期待で買われた。中国聯合網絡通信(600050.SS)が7.16%高、亨通光電(600487.SS)が3.87%高、鵬博士(600804.SS)が4.00%高など。メディアセクターが値上がりし、安徽新華メディア(601801.SS)が4.08%高、中文天地メディア(600373.SS)が3.88高、浙報メディア(600633.SS)が3.10%高。原油相場の反発を受け、中国石油化工'A'(600028.SS)と中国石油天然気'A'(601857.SS)の両大型石油株が堅調だった。国内の商品先物相場の上昇が続いていることを受け、江西銅業'A'(600362.SS)が6.26%高、海南天然ゴム(601118.SS)が1.94%高、廈門タングステン(600549.SS)が1.54%高とコモディティ関連の銘柄も上昇した。
一方で前日上昇した航空株の一角が利益確定売りに押され、海南航空'A'(600221.SS)が3.68%安、春秋航空(601021.SS)が3.37%安、吉祥航空(603885.SS)が3.27%安。酒造株の下げがきつく、金種子酒業【売付のみ】(600199.SS)が7.23%安、老白干酒業(600559.SS)が2.48%安、茅台酒(600519.SS)が2.32%安だった。
B株市場はA株に連れ高した。上海B株では地場系の不動産株が堅調で、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が1.18%高、上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)が0.72%高。深センB株は大半の銘柄が上昇したものの、白酒大手の安徽古井貢酒(200596.SZ)はA株に連れ安して0.94%安に沈んだ。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門