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【7月13日の香港市場】
2016.07.13 17:59
主要指数はそろって3日続伸。ハンセン指数は前日比0.45%高の2万1322.37ポイント、H株指数は0.60%高の8909.06ポイント、レッドチップ指数は0.45%高の3697.73ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約2%減少し、概算で693億200万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は10億8700万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸し、約1年2カ月ぶりに過去最高値を更新。良好な外部環境を追い風に、香港の主要指数は高く寄り付いた。朝方に上げ幅を広げる場面もあったが、その後は総じて始値をやや下回る水準で小動きとなった。6月の中国の貿易統計が後場の終盤で発表される予定だったことから、手控えムードがやや強かった。15日に中国の3-6月期の国内総生産(GDP)が発表されることも、投資家心理を慎重にさせたようだ。
ハンセン指数の構成銘柄では、九龍倉集団(00004.HK)が上昇率1位の2.31%高。通信事業の売却計画をアナリストが評価し、これが手がかりとなった。石油株の上昇が目立ち、中国石油化工(00386.HK)が上昇率3位の1.94%高、中国海洋石油(00883.HK)が同4位の1.55%高。経済協力開発機構(OECD)が加盟国の石油需要について、来年は増加する見通しを発表。これを受けて原油価格が大幅高となったことを好感した。一方、昨日の上昇率2位だった利豊(00494.HK)が反落し、下落率1位の4.10%安。このほか本土系の内需株や香港系の不動産株の一角が軟調だった。
このほかの銘柄では、中国鉄建(01186.HK)が3.93%高。1-6月期の新規受注額が前年同期比で18.16%増加したことが材料視された。北京金隅(02009.HK)は16年6月中間決算が大幅増益となる見通しを材料に4.65%高だった。本日は5社が香港メインボードの上場。うち中国優質能源(01573.HK)の終値は、公募価格に対して129.99%高となった。(中国部・千原)
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