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【7月12日の香港市場】
2016.07.12 18:00
主要指数はそろって続伸。ハンセン指数は前日比1.64%高の2万1224.74ポイント、H株指数は1.75%高の8855.31ポイント、レッドチップ指数は1.61%高の3680.99ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約18%増加し、概算で710億6500万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は9億8800万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸し、約1年2カ月ぶりの高値で終了。引き続き良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。ハンセン指数は始値を2万1000ポイントに乗せた。その後は上げ幅を縮めたが、上海総合指数が後場で急速に上げ幅を広げると、香港市場でも中国本土系の銘柄が買われた。ダウ平均先物が堅調に推移したことも追い風となり、香港の主要指数はいずれも後場で上げ幅を広げ、本日の高値付近で終了。ハンセン指数は6日ぶりに終値で2万1000ポイントを回復した。メインボードの売買代金は7日ぶりに700億HKドルを超えた。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く上昇。神華能源(01088.HK)が5.22%高となり、上昇率1位だった。中国本土の石炭価格が上昇を続けており、在庫も低水準になっているとアナリストが指摘し、これが材料視された。上昇率2位は利豊(00494.HK)の4.55%高。同社の主力マーケットである米国の雇用統計の改善や株高が手がかりとなった。
マカオのカジノ株も上昇し、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率3位の4.34%高だったほか、サンズチャイナ(01928.HK)が2.94%高。7月上旬のマカオのカジノ収益が予想を上回る伸びを示したとアナリストが報告し、月間では前年同期比でプラス成長に転換できる見通しを明らかにしたことが材料視された。
華潤置地(01109.HK)は6月の不動産販売額が前年同月比で54.1%増だったと発表し、上昇率4位の4.00%高。長江地産(01113.HK)は香港の元朗で販売中の戸建て住宅を値上げしたことが追い風となり、上昇率5位の3.00%高だった。
そのほかの銘柄では、香港中旅(00308.HK)が7.42%高。親会社の中国港中旅集団公司が、同じく中央政府系企業の中国国旅集団有限公司を吸収合併することが分かり、思惑買いが入った。ウィンマカオ(01128.HK)は来月下旬に新カジノのウィンパレスが開業することを材料に5.19%高だった。(中国部・千原)
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