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【7月8日の中国本土市場】
2016.07.08 17:19
主要指数はまちまち。上海市場はそろって小幅に続落し、上海総合指数が前日比0.95%安の2988.09ポイント、A株指数が0.95%安の3127.85ポイント、B株指数が0.44%安の349.96ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に続落し、0.14%安の2105.33ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.20%高の1116.92ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約20%減少し、概算で5902億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は前日とほぼ同水準の1億7500万元だった。
ニューヨーク市場が小反落し、原油相場が大幅に下落。不安定な外部環境を背景に、上海総合指数は低く寄り付いた。始値こそは3000ポイント台だったが、早々に大台を割り込み、概ね横ばいで推移した。4日ぶりに終値で3000ポイントを割り込んだ。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。深セン市場の下落銘柄は全体の5割だった。週末を控えて様子見ムードが強く、両市場合計の売買代金は、5営業日ぶりに6000億元を下回った。
上海A株市場では時価総額の大きな銀行株が軒並み下落。うち四大国有銀行では中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.60%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.24%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.96%安、中国銀行'A'(601988.SS)が0.92%安だった。中国人民銀行(中央銀行)が今週の公開市場操作を通じ、6450億元に上る流動性を回収。回収額はここ約4カ月で最高となり、銀行の資金繰りへの影響が懸念された。原油相場の下落を嫌気し、二大石油株も軟調。保険株も軟調だった。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。昨日まで2日連続で上昇率1位だった上海臨港(900928.SS)が、本日は下落率1位の3.47%安。また、昨日まで2日連続で上昇率2位だった老鳳祥(900905.SS)も、本日は下落率2位の1.66%安となった。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が同じだったが、大型株の一角に支えられ、深センB株指数は小幅高だった。(中国部・千原)
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