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【7月7日の香港市場】
2016.07.07 18:36
主要指数はいずれも3日ぶりに反発した。ハンセン指数は前日比1.03%高の2万706.92ポイント、H株指数は1.15%高の8600.99ポイント、レッドチップ指数は1.38%高の3609.50ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約18%減少し、概算で496億8800万HKドル。約6週ぶりに500億HKドルを割り込む薄商いだった。一方の「港股通」(上海経由の香港株投資)は引き続き活況で、買越額は12億6800万元を記録。これで買い越しの連続日数を49営業日に伸ばした。
公表された最新の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が状況によっては将来の利下げを示唆する内容だったことから、前日の米国株市場は反発。米国経済指標を好感し、原油相場も上昇した。これにより外部環境が改善すると、本日の香港市場では幅広い銘柄が買い戻された。主要指数は終日堅調に推移。ハンセン指数は2万700ポイントを超え、高値引けした。H株指数も再び8600ポイント台を回復。「港股通」の投資枠を8月中旬にも使い切るとの見方がさらに強まり、「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)の導入や、「港股通」の投資枠拡大・規制緩和への期待感が地合い改善につながった。一方、英国で不動産ファンド解約が相次いでおり、多くの投資家は引き続き欧州リスクを警戒。商いは伸び悩んだ。
欧州リスクや日米欧の金融緩和の観測を背景に、金相場の先高感が一段と台頭。昨日に続いて金鉱株が物色され、恒興黄金(02303.HK)が24.45%高、霊宝黄金(03330.HK)が8.62%高、紫金砿業(02899.HK)が4.27%高だった。金相場の先高感が他の金属価格の上昇を連想させ、中国有色砿業(01258.HK)が6.74%高、中信大モン(01091.HK)が5.88%高、新疆新キン砿業(03833.HK)が3.57%高など、金属株が好調だった。また、石油・石炭株も堅調。石油大手の中国石油化工(00386.HK)は欧州系投資銀行の目標株価引き上げを好感して1.85%高。同社傘下で石油化学が専門の中国石化上海石油化工(00338.HK)は中間期の好業績見通しを手がかりに4.54%高だった。
このほか、先行き不透明感の後退を受けて本土系通信株が上昇。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が3.17%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位になったほか、中国電信(00728.HK)が3.77%高、中国移動(00941.HK)が1.95%高。個別では自動車大手の北京汽車(01958.HK)が6.67%高と急騰。6月の好調な自社ブランド車の販売実績が好感された。
一方で不動産大手の万科企業(02202.HK)が4.34%安と急反落。経営陣の総退陣を求める筆頭株主の持ち株比率が25%に達したことが嫌気された。このほか、電力株が総じてさえず、大唐国際発電(00991.HK)が1.02%安、華能国際電力(00902.HK)が0.86%安だった。(中国部・畦田)
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