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【7月7日の中国本土市場】

2016.07.07 17:40

 主要指数はまちまち。上海市場はそろって5日ぶりに小反落し、上海総合指数が前日比0.01%安の3016.84ポイント、A株指数が0.01%安の3158.01ポイント、B株指数が0.44%安の351.53ポイント。深セン市場はA株指数が4日ぶりに小反落し、0.001%安の2108.35ポイント。B株指数は小反発し、0.09%高の1114.69ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約11%増加し、概算で7335億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなったが、売越額は1億7600万元に減少した。

 上海総合指数は昨日まで4日続伸していた反動もあり、本日は小安く寄り付いた。朝方は上げに転じる場面もあったが、すぐにマイナス圏に沈み、前場の終盤で3000ポイントを割り込んだが、かろうじて大台を回復して前場を終了した。後場は中盤から急速に下げ幅を縮小。一気に上げに転じたが、取引終了間際で戻り売りに押され、小幅安で引けた。上海市場と深セン市場のいずれも下落銘柄の方がわずかに多かった。

 上海A株市場では貴金属株の上昇が目立ち、貴研プラチナ(600459.SS)、中金ゴールド(600489.SS)がストップ高だったほか、西部黄金(601069.SS)が5.46%高。英国のEU(欧州連合)離脱問題を背景に、米国が追加利上げを見送る可能性が強まり、米ドル安と金価格の上昇が起きており、これが手がかりとなったもようだ。主力銘柄では原油相場の上昇を好感して二大石油株が堅調だったが、銀行株や保険株はまちまちだった。

 個別の材料があった銘柄では、好当家海洋発展【売付のみ】(600467.SS)がストップ高。免疫力を高めると言われるナマコ製品の販売チャネルを有する同社が、韓国の病院と提携し、その医療サービスを顧客に推奨する計画が買い材料となった。

 上海B株市場は全体の7割あまりの銘柄が下落した。こうしたなか上海臨港(900928.SS)が2.89%高となり、2日連続で上昇率1位。金相場の上昇を好感し、老鳳祥(900905.SS)が1.18%高となり、2日連続で上昇率2位だった。深センB株市場も下落銘柄の方が多かったが、大型株の一角に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。京東方科技(200725.SZ)が上昇率1位の4.32%高。自社株買いについて董事会(取締役会)で協議すると発表し、これが材料視された。(中国部・千原)

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