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【7月5日の中国本土市場】
2016.07.05 17:35
主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって3日続伸し、上海総合指数が前日比0.59%高の3006.39ポイント、A株指数が0.59%高の3147.00ポイント、B株指数が0.15%高の352.28ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、0.23%高の2099.12ポイント。B株指数は小幅に7日続伸し、0.09%高の1117.71ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約8%増加し、概算で7078億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は1億1800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、朝方から上げ幅を拡大し、前場の中盤で節目の3000ポイントを抜いた。その後は戻り売りに押されて再び大台を割ったが、売りが一巡した後は3000ポイントを支持線として推移。終値は4月19日以来の3000ポイント台となった。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇した。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割弱となり、4割ほどだった下落銘柄を上回った。両市場合計の売買代金は、4月20日以来の7000億元超えとなった。
本日発表された6月の財新サービス業PMIは前月に比べ1.5ポイント上昇し、11カ月ぶりの高水準となった。先日発表されたCFLPサービス業PMIと同様の傾向。製造業は低迷が続くものの、サービス業は景況感が拡大傾向にあるとの見方が広がり、株価の追い風となった。英国のEU(欧州連合)離脱問題を背景に、米国の利上げが遠のいたとの観測も強まったことで、中国の利下げに対する期待感も膨らんでいる。
上海A株市場では水利関連の上昇が目立ち、安徽水利(600502.SS)がストップ高だったほか、三峡水利電力(600116.SS)が7.05%高、葛洲ハ(600068.SS)が5.63%高だった。長江の中下流域で洪水による被害が広がるなか、李克強首相が安徽省と湖北省を視察。大規模洪水を受けて水利事業への投資が加速することを期待する買いが入った。中国海軍が南シナ海で軍事演習を実施することを受け、国防関連株が堅調。中船防務'A'(600685.SS)、第一重型(601106.SS)がストップ高だったほか、北方ナビ(600435.SS)が7.68%高だった。また、先月27日から売買を停止していた京城機電'A'(600860.SS)が取引を再開し、本日はストップ高。売買停止中の上昇相場を一気に織り込むかたちで買われた。
上海B株市場は全体の6割弱の銘柄が上昇した。深センB株市場は下落銘柄の方が多かったが、大型株の一角に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。(中国部・千原)
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