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緑地潤東汽車、筆頭株主の交代にともない公開買付
2016.07.04 13:24
緑地潤東汽車(01365.HK)は7月3日、楊鵬・主席が筆頭株主の緑地金融海外投資集団有限公司(緑地)から大量の株式を購入したと発表した。これにより楊主席が緑地潤東汽車の新たな筆頭株主になったと説明。楊主席はマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになったという。
マンダトリー・オファーの提示価格は1株あたり3.5273HKドルで、2016年6月24日の終値3.27HKドルを約7.9%上回る。楊主席の持ち株比率は約60%に達しており、公開買付はすでに発効。楊主席は緑地潤東汽車の上場と既存事業を継続する方針を示している。
楊主席は緑地から緑地潤東汽車の普通株2億8394万2800株と転換型優先株2億8432万7947株を20億444万4227HKドル(1株あたり3.5273HKドル)で買収。これらの議決権は30.0%に上る(転換型優先株をすべて普通株に転換した場合は35.3%)。
この取引により、緑地の持ち株比率はゼロとなった。一方、楊主席の持ち株比率は約30%から約60%に上昇した。
また。楊主席は別の会社から緑地潤東汽車の転換型優先株1億6800万HKドルを5億9258万6400株(1株あたり3.5273HKドル)で買収することで契約。これをすべて普通株に転換した場合の議決権は10.4%に上る。この買収は2016年8月5日ごろの完了を目指している。
今回の情報開示のため、同社株は2016年6月27日から売買停止となっていたが、2016年7月4日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/07/03)
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