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万達商業地産、非公開化計画に基づくTOBがスタート
2016.06.30 10:25
万達商業地産(03699.HK)は6月30日、親会社の大連万達集団股フン有限公司(大連万達集団)による同社H株の非公開化(上場廃止)計画について、予定スケジュールを明らかにした。H株の公開買付(TOB)は同日付でスタートし、2016年8月16日に応募が締め切られる予定。現時点で公開買付は発効しておらず、延長される可能性もある。
非公開化計画を決議する臨時株主総会は8月15日に開かれ、同日は同社株が売買停止となる見込み。結果を明らかにし、翌8月16日に取引を再開するという。同計画が株主総会で承認され、TOBも発効した場合、応募締切日は9月13日に延長される見通し。同日に同社H株は最終売買日を迎え、9月20日17時(日本時間)に上場を廃止するという。
TOBの提示価格は1株あたり52.80HKドルで2016年6月27日の終値49.50HKドルを6.7%上回る水準。非公開化の発効には、H株株主総会で独立株主の75%以上から承認を受けることや、TOBで親会社が75%以上のH株を掌握することなど、複数の条件をクリアする必要がある。
なお、今回のTOBでは、買付者に強制買取権が付与されないため、応募しないまま非公開化が決まった場合、非上場株を保有することになるため、その点について注意を喚起している。
(同件につきましては、2016年5月30日付「親会社による非公開化計画を発表」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/06/30)
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