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【6月23日の香港市場】
2016.06.23 18:37
主要指数はハンセン指数が前日比0.35%高の2万868.34ポイント、H株指数が0.25%高の8785.07ポイントと、小幅ながらも5営業日連続で上昇した。一方でレッドチップ指数は僅差で5日ぶりに反落し、0.05%安の3575.57ポイント。メインボードの売買代金は概算で540億1500万HKドル。前日比で約8%減少し、4日連続で600億HKドルに届かなかった。一方で「港股通」(上海経由の香港株投資)は引き続き活発な買いがみられ、買越額は26億7800万元に達した。
EU(欧州連合)の離脱をめぐる英国の国民投票が間近に迫り、世界的に様子見ムードが鮮明化。前日のニューヨーク市場ではダウ平均が小幅に下落した。本日のアジア各国の市場でも薄商いや方向感に乏しい展開が目立った。香港市場もこのムードに支配され、商いは低迷。もっとも、仮に離脱が決まった場合は各国の政府・中央銀行が金融市場の危機回避に総力を挙げるとの観測が出ており、投資家心理は比較的落ち着いた状況で、全般的には買いが優勢だった。ハンセン指数は2万1000ポイントを前に上値が重く、概ねプラス圏での小動きとなった。
石炭価格の先高感を背景に、石炭最大手の神華能源(01088.HK)が1.93%高。昨日に続いてハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。同業の内モンゴル伊泰石炭'H'(03948.HK)も5.74%高。中国の新型ロケット「長征7号」が早ければ25日にも発射されると伝わり、中航国際控股(00161.HK)が3.82%高、中国航天国際(000031.SZ)が2.08%高など、航空宇宙関連の大型国有系の銘柄が買われた。また、7月1日に「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)の詳細が正式発表されるとの観測が引き続き材料視され、深センA株に重複上場するH株に買いが入った。山東新華製薬(00719.HK)が3.37%高、東江環保(00895.HK)が3.33%高、浙江世宝(01057.HK)が2.17%高。
一方で河南省のアルミ工場で爆発事故が発生したことを受け、同工場を保有する中国アルミ(02600.HK)が0.40%安。傘下でエンジニアリング担当の中リョ国際工程(02068.HK)が6.79%安に沈んだ。再編をめぐり大株主と対立状態にある万科企業(02202.HK)は計画の先行き不透明感から1.48%安。アパレル会社の利邦(00891.HK)は6月中間期の赤字拡大見通しを受けて6.77%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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