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【6月21日の中国本土市場】
2016.06.21 17:32
主要指数はそろって値下がり。上海市場は上海総合指数が前日比0.35%安の2878.55ポイント、A株指数が0.35%安の3013.08ポイントと、3日ぶりに小反落。B株指数は小幅に続落し、0.14%安の340.23ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりに反落し、1.02%安の1976.94ポイント。B株指数は小幅に続落し、0.09%安の1068.18ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約19%増加し、概算で5928億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は1億8500万元の買い越しだった。
上海総合指数は朝方から2900ポイントの大台を挟んで小動き。前場の中盤で本日の高値を付けた後から、徐々に上げ幅が縮小。後場の中盤で下げに転じた後は、前日終値を挟んで一進一退となったが、終盤で売りに押された。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割近くの銘柄が下落した。
英国のEU(欧州連合)離脱をめぐる懸念が後退し、外部環境が好転した。リスク回避の動きが緩み、金が下落した一方、原油が上昇。人民元の先安感も緩和した。こうしたなか李克強首相が一部の銀行を視察したほか、金融システム座談会を主催。これまで銀行を視察した後に、大きな政策が出ることが多かったことから、関連銘柄が動意づいた。中国銀行業監督管理委員会の関係者からも、民間資本の銀行参入を進める考えが示された。
上海A株市場では銀行株が総じて小幅高。李克強首相の銀行視察が手がかりとなったもようだ。証券株も軒並み上昇した。個別の材料があった銘柄では、上海金橋輸出加工区開発'A'(600639.SS)がストップ高となり、前場で取引を終了。上海市での電気自動車(EV)工場の建設をめぐり、親会社が米テスラと覚書を交わしたことが報道され、これが材料視された。
上海B株市場は下落銘柄の方がわずかに多かった。こうしたなか上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)がA株に追随するかたちで上昇率1位の7.33%高。一方、上海ディズニー関連の中路(900915.SS)が続落し、下落率1位の2.37%安だった。深センB株市場は全体の5割の銘柄が下落した。(中国部・千原)
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