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【6月15日の中国本土市場】
2016.06.15 17:35
主要指数はいずれも上昇。A株は続伸し、B株は反発した。上海市場は上海総合指数が前日比1.58%高の2887.21ポイント、A株指数が1.58%高の3022.00ポイント。B株指数は3営業日ぶりの上昇で、1.27%高の344.87ポイントだった。深セン市場はA株指数が3.13%高の1977.05ポイント。B株指数は4営業日ぶりに反発し、0.83%高の1077.00ポイントだった。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約4割増加し、概算で5731億元に達した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は4億7300万元の売り越しだった。
MSCI指数へのA株採用が見送りになったことを受け、本日の上海総合指数は安く寄り付いた。一方で2800ポイント割れを意識する水準まで後退したことで、その後は徐々に押し目買いが活発化。MSCIというイベント通過による悪材料出尽くし感も織り込まれると、まもなく上げに転じ、一本調子で上げ幅を広げるかたちで前引けした。後場は2800ポイント台後半の高値圏で堅調に推移。2900ポイントを視野に入れるかたちで高値引けした。
両市場はほぼ全面高で大引け。5月の新車販売台数を好感し、自動車関連株が続伸した。力帆実業(601777.SS)や金竜汽車【売付のみ】(600686.SS)、均勝電子(600699.SS)がストップ高、江淮汽車(600418.SS)が7.25%高、福田汽車(600166.SS)が6.76%高。半導体関連の銘柄も続伸し、太極実業(600667.SS)が9.49%高、江蘇長電科技(600584.SS)が7.89%高、法拉電子(600563.SS)が5.93%高、晶方半導体【売付のみ】(603005.SS)が5.66%高。金相場の上昇期待から、山東ゴールド(600547.SS)が6.55%高、西部黄金(601069.SS)が4.40%高、中金ゴールド(600489.SS)が3.27%高など、金鉱株が好調だった。国際原油相場が3週ぶりの安値になったことを受け、吉祥航空(603885.SS)が3.42%高、春秋航空(601021.SS)が3.33%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が2.62%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が2.62%高など、航空株が堅調だった。
一方で企業分割計画の中止を発表して前日に約1年ぶりに取引を再開した廈門建発(600153.SS)が連日のストップ安。また、銀行株が総じてさえず、浦東発展銀行(600000.SS)が0.28%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.22%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.20%安だった。
B株市場はA株に連れ高となり、上海B株は全面高で引けた。純粋B株の上昇が目立ち、大化集団大連化工(900951.SS)が上昇率1位の4.16%高、上海匯麗建材(900930.SS)が2.93%高、上海凌雲実業(900957.SS)が2.84%高、恒天凱馬(900953.SS)が2.76%高。深センB株ではST銘柄の*ST南京普天通信(200468.SZ)が上昇率1位の4.93%高、*ST瓦房店ベアリング(200706.SZ)が2.29%高と買われた。一方で酒造株の安徽古井貢酒(200596.SZ)が1.01%安とさえない。(中国部・畦田)
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