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【6月8日の中国本土市場】
2016.06.08 18:09
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.30%安の2927.15ポイント、A株指数が0.30%安の3063.75ポイントと、小幅に反落。B株指数は小幅に続伸し、0.11%高の351.45ポイント。深セン市場はA株指数が7日ぶりに反落し、0.32%安の2007.16ポイント。B株指数はわずかに反落し、0.003%安の1088.42ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約7%増加し、概算で5459億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は2億4300万元の買い越しだった。
MSCI指数のA株採用、「深港通」(深セン香港ストック・コネクト)、5月の経済指標、米連邦公開市場委員会(FOMC)、欧州連合(EU)離脱をめぐる英国の国民投票など、国内外に多くの不確実性が存在するなか、中国本土は明日から端午節の4連休となる。これを前に上海市場は手仕舞い売りの動きが広がり、上海総合指数は寄り付きから前場の中盤にかけて下げ幅を拡大。2900ポイント割れが意識されたところで、今度は下げ幅を縮め、後場の終盤で上げに転じた。だが、取引終了間際に売りに押され、小幅安で引けた。上海市場の下落銘柄は全体の6割あまり。深セン市場は全体の5割半の銘柄が下落した。
米中戦略経済対話が閉幕し、南シナ海をめぐる問題では双方の意見が衝突したが、そのほかでは60を超える分野で合意に達した。本日発表された5月の米ドル建て貿易統計は、輸出額と輸入額のいずれも前年同月比で減少。市場予想との比較では、輸出額はほぼ同水準だったが、輸入額は上振れとなった。ただ、連休を控え、株価への影響は限定的だった。
上海A株市場では、昨日の相場を支えた銀行株、証券株、保険株が総じて軟調。個別の材料があった銘柄では、親会社からの資産買収を追い風に、茂業商業(600828.SS)が2日連続でストップ高となった。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落したものの、上海市政府系の大型株に支えられ、上海B株指数は小幅高となった。深センB株市場は前日比かわらずの銘柄が全体の2割半に上るなど、膠着した状態。上昇銘柄は全体の3割、下落銘柄は4割あまりで、深センB株指数の騰落率は3日連続で0.1%未満となった。(中国部・千原)
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