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【6月3日の中国本土市場】
2016.06.03 17:01
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.45%高の2938.68ポイント、A株指数が0.46%高の3075.86ポイントと、続伸した。B株指数は4日続伸し、0.34%高の351.34ポイント。深セン市場はいずれも4日続伸し、A株指数が0.52%高の2003.16ポイント、B株指数が0.92%高の1088.23ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約15%増加し、概算で6447億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は19億3500万元の買い越しだった。
上海総合指数は小高く寄り付いたが、序盤で下げに沈み、その後は概ね小幅安で推移。5月の財新サービス業PMIがここ3カ月で最低の水準だったことが嫌気された。後場に入ると状況が好転し、上海総合指数は一本調子で上げ幅を拡大。本日の高値圏で引けた。上海市場は全体の5割の銘柄が上昇した。深セン市場の上昇銘柄は全体の4割半だったが、下落銘柄は4割弱にとどまった。
上海A株市場では酒造株の上昇が目立ち、今世縁酒業(603369.SS)が6.34%高、茅台酒(600519.SS)が6.03%高、杏花村汾酒【売付のみ】(600809.SS)が5.59%高、安徽口子酒業(603589.SS)が4.99%高、金種子酒業【売付のみ】(600199.SS)が4.79%高。乳業株も買われ、光明乳業(600597.SS)が5.99%高、伊利実業(600887.SS)が4.82%高だった。主力セクターでは、銀行株や保険株が総じて堅調。証券株、石油株、石炭株はまちまち。鉄鋼株は軟調だった。個別の材料があった銘柄では、上海汽車(600104.SS)が1.63%高。環境に配慮した上海市のレジャーエリアに新エネルギー車100台を提供したことが手がかりとなった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇した。深センB株市場の上昇銘柄は全体の7割あまりに上った。B株市場でも酒造株が買われ、安徽古井貢酒(200596.SZ)が3.33%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が1.99%高だった。(中国部・千原)
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