中国株ニュース 詳細
【6月1日の中国本土市場】
2016.06.01 17:22
主要指数は上海A株がわずかに反落したものの、それ以外は小幅に続伸した。上海市場は上海総合指数が前日比0.10%安の2913.50ポイント、A株指数が0.10%安の3049.50ポイントだった一方で、B株指数は0.01%高の348.69ポイント。深セン市場はA株指数が0.75%高の1973.55ポイント、B株指数は0.16%高の1072.60ポイントだった。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約4%増加し、概算で6540億元に達した。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は24億2200万元に減少した。
本日の上海総合指数は前日終値を挟んだ小動きに終始。2900ポイントは維持したものの、前日終値をわずかに下回り引けた。国家統計局が発表した5月の製造業PMIは3カ月連続で景気判断の目安となる50を超えた。一方でメディア企業「財新」が発表する民間企業を幅広くカバーした製造業PMIは前月から悪化。強弱双方の値が発表され、方向感に乏しい地合いにつながった。MSCI新興国株価指数の構成銘柄へのA株採用の正式発表を今月中旬に見込み、海外マネー流入の期待感に基づく先回り買いが本日もみられた。一方で期待感先行の面も否定できず、戻り売りの動きも活発化。米国の利上げ観測、人民元の先安感も加わり、大型株の重しになった。
前日急騰した証券株が軒並み売られた。方正証券(601901.SS)が2.16%安、華泰証券'A'(601688.SS)が2.16%安、哈投投資(600864.SS)が2.13%安、東方証券(600958.SS)が1.97%安などとさえず、指数の足を引っ張った。平安保険'A'(601318.SS)が1.31%安、中国民生銀行'A'(600016.SS)が1.21%安など、保険・銀行株も概ね軟調だった。
一方で希少金属の関連銘柄が続伸。大型の買収計画が進行中の洛陽欒川'A'(603993.SS)がストップ高と連騰したほか、貴研プラチナ(600459.SS)や駱駝グループ(601311.SS)もストップ高。また、セメント大手の北京金隅'A'(601992.SS)は河北省唐山市政府系の大型企業の買収について詳細を明らかにし、3.88%高と買い進まれた。
B株市場はまちまちとなり、上海が値下がり、深センが値上がり銘柄の方が多かった。この中でも上海宝信ソフト(900926.SS)が上昇率2位の1.41%高と続伸し、上海B株指数の上昇に寄与。深センB株では神州長城(200018.SZ)に配当狙いの買いが入り、2.96%高で同じく上昇率2位となった。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門