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【5月31日の香港市場】
2016.05.31 18:08
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は6日続伸し、前日比0.90%高の2万815.09ポイント。H株指数は3日続伸し、0.92%高の8704.90ポイント。レッドチップ指数は5日続伸し、0.64%高の3609.50ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約76%増加し、概算で1031億3500万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は18億4000万元の買い越しだった。
ハンセン指数は前日終値をわずかに下回って寄り付いたが、すぐにプラスに切り返し、前場にかけて上げ幅を拡大した。6月にもA株がMSCI指数に採用される確率について、7割という見方をゴールドマン・サックスが明らかにし、上海総合指数が急騰。これを受けて、香港市場の地合いも大きく改善した。A株のMSCI指数採用の前に、「深港通」(深セン香港ストック・コネクト)がスタートするという見方もあり、これも香港市場の追い風となった。香港の主要指数は後場の中盤で本日の高値を付けたが、A株のMSCI指数採用をめぐっては不確実性もあることから、終盤では上げ幅を縮めた。メインボードの売買代金は急増し、今年1月7日以来の1000億HKドル超えとなった。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。昨日まで連続で下落率1位だった康師傅(00322.HK)だが、本日は上昇率1位の3.36%高。これに最近軟調だった内需株が続き、蒙牛乳業(02319.HK)が同2位の3.04%高、恒安国際(01044.HK)が同3位の2.93%高だった。上海総合指数の大幅高を受け、平安保険(02318.HK)が同4位の2.35%高だったほか、中国人寿保険(02628.HK)が1.87%高。昨日の上昇率1位だった華潤電力控股(00836.HK)は続伸し、2.17%高だった。
こうしたなか原油相場の上昇を受け、川下の精製部門を主力とする中国石油化工(00386.HK)が下落率1位の0.93%安。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は国際ローミング料金の値下げを嫌気し、同2位の0.47%安。長江グループの銘柄が取引終了間際に売られ、電能実業(00006.HK)が0.46%安、長江基建集団(01038.HK)が0.34%安、長江和記(00001.HK)が0.11%安だったほか、長江地産(01113.HK)が前日比変わらず。長江グループを率いる李嘉誠・主席は香港一の富豪として知られるが、高齢であるうえ、先日は胃腸炎のために株主総会を欠席したこともあり、健康問題が危惧されている。
そのほかではA株のMSCI指数採用をめぐり、証券株が大幅高。西証国際証券(00812.HK)が6.00%高、華泰証券(06886.HK)が5.02%高、広発証券(01776.HK)が4.89%高だった。(中国部・千原)
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