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万達商業地産、親会社による非公開化計画を発表
2016.05.30 14:26
万達商業地産（03699.HK）は5月30日、親会社の大連万達集団股フン有限公司（大連万達集団）による同社H株の非公開化（上場廃止）計画を明らかにした。大連万達集団は未保有株に対し1株あたり52.80HKドルで公開買付（TOB）を実施し、前提条件をすべてクリアした場合、万達商業地産のH株は上場廃止となる見通し。H株の低い流動性や株価低迷を踏まえ、H株の上場を廃止してA株IPO（新規公開）を目指すと説明。さらに時価を上回る価格での現金化の機会を株主に提供できるとしている。
提示価格の52.80HKドルは2016年4月22日の終値51.25HKドルを3％上回る水準。非公開化の発効には、H株株主総会で独立株主の75％以上から承認を受けることや、TOBで親会社が75％以上のH株を掌握することなど、複数の条件をクリアする必要がある。予定スケジュールはあらためて開示するという。
なお、今回の公開買付では、買付者に強制買取権が付与されないため、応募しないまま非公開化が決まった場合、非上場株を保有することになるため、その点について注意を喚起している。
今回の情報開示のため、同社株は2016年4月25日に売買停止となったが、2016年5月30日14時（日本時間）に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/05/30)
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