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信雅達システム、大規模な再編を計画
2016.05.27 11:39
信雅達システム(600571.SS)は27日、資産買収や増資を含む大規模な再編計画を発表した。商品取引所や企業の電子商取引(Eコマース)向けITコンサルティングサービスを手がける北京金網安泰信息技術有限公司(金網安泰)の出資持分80%を総額9億6000万元で買収する計画。そのうち8億1600万元は売り手に対価株を割り当てるかたちで支払う。
さらに信雅達システムは複数の企業を対象に増資を実施し、最大で9億6000万元を調達する計画。調達資金は今回の買収に充てるほか、ビッグデータやクラウドコンピューター関連の各種プロジェクトなどに投じるという。一連の再編を通じ、成長分野に位置付けているクラウド技術を活用したサプライチェーンファイナンス事業を強化できると説明している。
2016年3月末時点の金網安泰の純資産は4982万6700元。再編がすでに完了したと仮定した場合、信雅達システムの同月末時点の純資産は再編前に比べ88%増加し、2015年12月本決算の売上高は同13%、純利益は同31%増加すると試算されている。
なお、対価株の発行価格は41.06元、増資の割当価格は36.95元を予定。一連の再編を通じ計4585万4406株(再編後の発行済み株数の17.26%)の新株が発行され、最大36カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。
今回の再編のために同社株は2016年2月22日から売買を停止していたが、上海証券取引所が計画を審査するため、売買停止を継続するという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/05/27)
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