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【5月26日の中国本土市場】
2016.05.26 17:34
主要指数はA株が上昇した一方、B株は小幅安。上海市場は上海総合指数が前日比0.26％高の2822.44ポイント、A株指数が0.26％高の2954.27ポイントと、3日ぶりに小反発。B株指数は小幅に反落し、0.35％安の335.49ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりに反発し、0.48％高の1892.32ポイント。B株指数は4日ぶりに小反落し、0.10％安の1038.13ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約5％増加し、概算で3915億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は8億7500万元の買い越しだった。
上海総合指数は序盤こそ小高かったが、すぐに下げに転じ、一気に2800ポイントを割り込んだ。その後は横ばいで推移し、本日の安値付近で前場を終了。だが、後場は一本調子で下げ幅を縮める展開。中盤で2800ポイントを回復し、さらに上げに転じた。終盤は前日終値付近で一進一退となったが、小幅高で大引けとなった。上海市場と深セン市場のいずれも上昇銘柄は全体の5割にとどまった。手控えムードが強く、両市場合計の売買代金は本日も4000億元を下回った。
上海A株市場では約1カ月ぶりに売買を再開した洛陽欒川'A'（603993.SS）がストップ高。売買停止中に海外での事業買収とA株増資を明らかにしており、これを好感した。そのほかの非鉄金属株も連れ高し、五砿発展（600058.SS）が7.33％高、怡球金属資源【売付のみ】（601388.SS）が6.20％高、広晟有色金属【売付のみ】（600259.SS）が5.24％高、廈門タングステン（600549.SS）が4.79％高。希土類磁石の関連銘柄も買われ、北方稀土（600111.SS）が5.60％高だった。大型株では原油相場の上昇を好感し、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.84％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.41％高。保険株や証券株は堅調、銀行株はまちまちだった。
上海B株市場は上昇銘柄の方が僅差で多かったが、時価総額の大きな浦東新区の不動産株が重荷となり、上海B株指数は下落した。上海陸家嘴金融貿易区開発（900932.SS）が2.28％安、上海金橋輸出加工区開発（900911.SS）が1.25％安だった。深センB株は下落銘柄の方が多かった。（中国部・千原）
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