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【5月25日の中国本土市場】
2016.05.25 17:17
主要指数はB株が小幅に上昇したが、A株が下落。上海市場は上海総合指数が前日比0.23％安の2815.08ポイント、A株指数が0.23％安の2946.49ポイントと、小幅に続落した。B株指数は小反発し、0.03％高の336.68ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に続落し、0.24％安の1883.17ポイント。B株指数は小幅に3日続伸し、0.30％高の1039.20ポイントだった。両市場の売買代金は前日とほぼ同水準にとどまり、概算で3715億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は15億6600万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、経済指標の上振れを好感し、大幅に反発。原油相場も上昇するなど、外部環境が大幅に改善した。これを受け上海総合指数は小高く寄り付いた。だが、良好な米国の経済指標を受け、早期利上げへの警戒感が台頭。人民元安が進み、マネーの海外流出が意識された。このほかに目立った材料もないことから、上海総合指数は上げ幅を徐々に縮め、後場の中盤で下げに沈んだ。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落。深セン市場は下落銘柄が全体の5割近くに上り、上昇銘柄は3割半にとどまった。手控えムードが強く、上海市場の売買代金は1200億元を下回った。
上海A株市場では、時価総額の大きな銀行株が総じて堅調だった。石炭株も概ね堅調。6月の石炭の値上がりを予想する業界関係者のコメントが大手証券紙に掲載されたことを好感した。一方、原油相場の上昇を受け、航空株が大幅安。吉祥航空（603885.SS）は大株主の保有株売却も加わり、9.02％の大幅安。また、中国国際航空'A'（601111.SS）が4.88％安、春秋航空（601021.SS）が4.87％安、中国南方航空'A'（600029.SS）が4.61％安、中国東方航空'A'（600115.SS）が3.42％安だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深センB株市場の上昇銘柄は全体の6割半だった。（中国部・千原）
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