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航天時代電子【売付のみ】、大規模な再編を計画
2016.05.25 13:27
航天時代電子【売付のみ】（600879.SS）は25日、親会社からの資産買収や増資を柱とする大規模な再編計画を発表した。親会社の中国航天時代電子公司（航天時代）を含む複数の企業から、ミサイル、衛星、船舶などの分野をカバーする軍需関連の測定・誘導システム、IC（集積回路）、ケーブル、部品事業を買収する。総買収額は30億1409万4700元に上り、すべて新株で支払う予定。買収対象には担当企業4社の出資持分50～100％や、関連企業4社の事業資産などが含まれる。
さらに航天時代電子は複数の機関投資家を対象に増資を実施し、最大29億元を調達する計画。調達資金は今回買収する新事業に関する研究開発や産業化プロジェクトに充てるほか、運転資金にもまわすという。今回の再編を通じ、航天時代電子は民需と軍需の両方をカバーする企業に生まれ変わり、製品種類や企業規模も大幅に拡大する見通し。また、航天時代の全体上場もほぼ完成するという。
一連の買収対象の純資産は2016年5月末時点で28億9432万2200元。再編がすでに完了したと仮定した場合、航天時代電子の2015年1－11月期の売上高は再編前に比べ142％、純利益は同97％増加すると試算される。
なお、対価株の発行価格や増資の割当価格の下限はいずれも16.47元を予定。一連の再編を通じ、航天時代電子は計3億3014万9976株の新株（再編後の発行済み株数の24.10％）を発行し、最大36カ月のロックアップ（売却禁止）期間が設定されるという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/05/25)
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