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【5月20日の香港市場】
2016.05.20 18:16
主要指数はいずれも3日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.80%高の1万9852.20ポイント、H株指数は0.73%高の8303.58ポイント、レッドチップ指数は1.13%高の3505.56ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約5%減少し、概算で525億5900万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は7億6700万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、利上げへの警戒感が続き、ダウ平均が3日続落。だが、ダウ平均先物が持ち直したことを受け、本日の香港の主要指数は前日終値付近で寄り付き、朝方で上げ幅を拡大。その後も堅調に推移した。ただ、商いは低調で、売買代金は5日連続で600億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われ、華潤電力控股(00836.HK)が上昇率1位の5.12%高。電源の多様化を進めていることをアナリストが評価し、風力発電の連結純利益に占める比率が2018年には約40%に拡大すると予想。これに基づき投資判断を引き上げたことを好感した。地方都市などで住宅価格が上昇していることを背景に、本土系不動産株の上昇が目立ち、華潤置地(01109.HK)が上昇率2位の4.99%高、中国海外発展(00688.HK)が同4位の3.44%高。香港系不動産株も堅調だった。
一方、招商局国際(00144.HK)が下落率1位の2.35%安。アナリストが目標株価を引き下げたことを嫌気した。ただ、今回の引き下げは、類似企業の目標株価を下方修正したことと為替の変動にともなうものであり、買い推奨は継続している。昨日まで2日連続の下落率1位だった康師傅(00322.HK)は続落し、本日は下落率2位の1.44%安。同社が発行した債券に対して格付会社がアウトルックをネガティブとしたことが嫌気された。昨日の上昇率1位だったHSBC(00005.HK)は反落し、本日は同3位の1.11%安。インドで大幅な店舗数の縮小を計画していると発表し、これが嫌気された。
そのほかの銘柄では、中国光大国際(00257.HK)が2.44%高。山東省莱陽市の生活ごみ発電プロジェクトを落札したことが買い材料となった。安踏体育用品(02020.HK)は12.26%安。アナリストが16年1-3月期の業績は力不足と評価し、投資判断を引き下げたことが嫌気された。金山軟件(03888.HK)は15.58%安。傘下の米チーター・モバイルが16年1-3月期決算で大幅減益となったことが売り材料となった。(中国部・千原)
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