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【5月13日の中国本土市場】
2016.05.13 17:22
主要指数はそろって小幅安。上海市場は上海総合指数が前日比0.30％安の2827.10ポイント、A株指数が0.30％安の2958.65ポイントと、小幅に続落。B株指数は8日続落し、0.54％安の349.84ポイント。深セン市場はA株指数が6日続落し、0.31％安の1866.37ポイント。B株指数は3日続落し、0.24％安の1052.91ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約9％減少し、概算で3474億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しに転じ、売越額は3億6000万元だった。
本日の上海市場は手控えムードが強く、上海総合指数は寄り付きから後場の序盤まで前日終値を挟んで一進一退。終盤はマイナス圏での値動きとなった。上海市場と深セン市場のいずれも全体の5割半ほどの銘柄が下落した。売買代金は4日連続で4000億元を下回った。
中国共産党の機関紙「人民日報」に掲載された「L字型の低迷」をめぐる記事を契機に、政府の経済政策をめぐる不透明感が漂い、引き続き投資家心理が悪化。四大国有銀行の貸出純増額が4月は前月の半分以下にとどまったという報道も流れ、金融緩和への期待感がさらに薄らいだ。非上場銀行の業績悪化や地方政府債務をめぐる問題も伝わり、積極的な売買は手控えられた。
上海A株市場は銀行株、保険株、石油株、自動車株がまちまち。証券株、石炭株、電力株、鉄鋼株などは総じて軟調。こうしたなか原油相場の上昇を受け、大型航空株の下げが目立ち、中国東方航空'A'（600115.SS）が2.73％安、中国国際航空'A'（601111.SS）が2.45％安、中国南方航空'A'（600029.SS）が1.61％安だった。一方、主力の産金株は堅調で、山東ゴールド（600547.SS）が3.82％高、中金ゴールド（600489.SS）が2.51％高だった。
上海B株市場の下落銘柄は全体の7割半に上った。深センB株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。（中国部・千原）
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